※クリックすると別ウインドウで拡大地図が表示されます。

迪化街のもう一つのポイント、それは達ち並ぶ美しいレトロ建築!その美しさをあますところなく堪能していただこうと、全長約500メートルをカニ歩きですべて撮りおろした汗と涙の実写版一本マップ! ポップアップで表示されるミニ建築ガイドも必見!


| 一本マップ | 建築ガイド | 乾物 | 漢方 | |


迪化街の数百メートルの通りは、台北市では最も当時の姿を残し、
歴史的意義を持ったレトロストリートです。
迪化街を通り抜けるだけなら1時間もあれば十分ですが、由緒ある古い建物を一つ一つ
見て回りたいのなら、1日では足りないかもしれません。
※写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。
迪化街のレトロ建築 基本のキ!
迪化街の店舗のほとんどは、清(1616年〜1912年)の時代、中国南部や台湾で一般的であった長屋式建築に属します。その最大の特徴は商いと居住性の二つを考慮し、玄関の間口が狭いのに対し、屋敷の中はひっそり長く奥深いこと。「うなぎの寝床」とも呼ばれる、京都の町屋とよく似たデザインになっています。

建物の構造は3階建てが標準です。1階の前面が商店、中央が神棚や食堂、従業員の休憩スペース、奥には倉庫があります。2階の正面にはオーナー夫妻の部屋、応接室、台所、商品管理室などが、そして3階には客室、子供部屋、倉庫が配置されているのが、典型的な間取りとなっています。

建築様式を大まかに分けると、時代順に●南式、バロック式、洋樓式、現代主義式の四つとなります。それではその特徴と、代表する建物をご紹介していきましょう! (※●は門構えの中に虫の字)

迪化街のレトロ建築 
●南式 (※●は門構えの中に虫の字)
中国福建地方の伝統的な建築様式で、18世紀に台湾へ渡ってきた福建からの移民が建てました。レンガの小屋の上に瓦葺の屋根が載り、窓とドアは木製で、平屋が一般的です。雨の多い台湾では屋根は前後に傾斜しており、人や貨物が濡れないよう大きなひさしが突き出ているのが特徴です。

また複数の建物が共同で家の前にアーケード(亭仔脚)を作る習慣も、この頃からはじまりました。一般の人々の住宅様式のため、豪華な装飾はなく、現在の迪化街では233號の「王端興行」など、わずか数件が残るのみです。
亭仔脚
 
バロック式
17世紀の中頃からヨーロッパで流行した建築様式であり、立体的な彫刻と、曲線を多用した草花のモチーフが特徴です。外観は実に豪華で、19世紀後半の迪化街では、豪商が競い合ってこのスタイルの家を建てたそう。

屋上には「山牆」と呼ばれる、中央が山のように盛り上がった豪華な石の装飾が設置されました。主な建材は赤レンガと洗い出し石(*)です。迪化街の中では、最も華やかな建築スタイルと言えるでしょう。迪化街148號「聯華食品」がその代表です。


 

山牆
*壁や床などの仕上げ方法の一つ。セメントが固まらないうちに表面を水で洗い、小石を表面に浮き出させる手法を指します。
洋樓式
 
1860年代から1900年代初頭に流行ったスタイルで、二階建ての建物が中心です。屋上に「女兒牆」と呼ばれる石造りの額のような飾りがあるのが特徴で、屋号や、扱う商品、縁起の良い果物や動物などが彫られました。

台湾で焼いた赤レンガが建材として使用され、アーチ型の窓や飾り欄干など、ヨーロッパの影響が強く残っています。

迪化街127號の「寶泰藥行」が、洋樓式を代表する建物です。

女兒牆
 
現代主義式
 
1850年代の第二次産業革命後に誕生したスタイルで、バロック式の華麗なスタイルと較べると、直線を重視したシンプルなデザインとなっています。

縦横のラインを組み合わせた比率、均衡を重視しており、すっきりとして落ち着いた印象を見る人に与えてくれます。牛眼窗と呼ばれる丸窓を設置し、周囲に彫刻を施す場合もあります。また、日本統治時代には竹をモチーフにした窓枠をつけることが流行ったのだとか。タイルと洗い出し石が建材として使われていてます。

迪化街では最も多い建築様式であり、迪化街144、146號の「勝益食品廠」がその一つです。

牛眼窗


以上の建築スタイルのほかにも、迪化街にはユニークなレトロ建築が目白押しです。そのうち、ぜひじっくりご覧いただきたい18軒を、1本マップの別ウインドウにてご紹介しています。それぞれの建築物のみどころを徹底網羅!ぜひご覧下さいね。 一本マップへGo!
※ 所有者が変わるなど、正確な竣工年、建築様式が判明しない建物が多いのですが、その点はどうぞご理解ください。




| TOP | 迪化街 | カラスミ | 解明図鑑 | チャイナドレス | 旧正月 | プレゼント |
| バックナンバー |
コーナーマップ |