日時:2003年10月10日
場所:MRT新北投駅前広場

温泉ファンの期待が集まる中、2003台北『湯花恋』のイベントが、肌寒さが感じられるようになったこの秋の日にスタートしました。最初に登場した北投温泉季は、秋深まるこの時期に心身ともに温もりを提供してくれました。

双十国慶日(建国記念日)に行われる北投温泉季は、今年で三年目を迎えました。台北市政府と北投温泉協会との協力のもと、今年はここ一帯の温泉業者が数々の割引サービスを展開するだけではなく、北投一帯の公園や緑地内に数々のブースを設置し、人々が昔懐かしい北投の風景と文化的特徴に親しんでもらえるよう工夫を凝らしました。

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2003年『湯花恋』のイメージキャラクターである”丸子”のパフォーマンスと同時に、今回のイベントの幕が切って落とされました。

“丸子”メンバーは男性三名。生粋の台北人もいれば、日本で留学生として過ごした経験のある人もいますが、経歴はどうであれ、三人が口をそろえて話してくれた北投温泉の特色は同じ。

それは「高級な入浴施設と日本の雰囲気が共存し、家族でくつろぐにも、友達と騒ぐにも、そして恋人とロマンチックな雰囲気を味わうにも最適な場所!」ということなのです。

開会式に先立ち、インターネット上では数週間前から日中温泉青春大使コンテストの白熱した戦いが開催されていました!

激戦の末、台湾と日本から参加した6名の女性が、今年の台北温泉シーズン親善大使という大役を任命されました。今回、日本地域の温泉青春大使に選ばれた木村さんは、台北での滞在は短い期間でしたが、北投温泉は印象深い思い出となったと語ってくれました。
温泉につかりながら美しい自然の景色を眺めたのが一番忘れがたい思い出だとか。



馬台北市長も開会式に参加し、台北温泉季のイベントに対するスピーチを行いました。

市長は、恒例となった台北温泉季に向けて、北投一帯の業者は昨年から25億元の資金調達に成功し、温泉、食事、宿泊施設をリニューアル。5スターホテル並みのハード設備を導入し、お客様に最高の環境を提供していると賞賛。北投では様々な温泉を楽しむことができるだけでなく、自然環境、地元特有の文化、古跡なども魅力の一部であり、見逃せないと語ってくれました。


【北投文化体験】
「バイク宅急便」、「木桶工芸」、「●哩岸の石打」…これらは北投の過去を代表する風景ですが、一般の人々にとってはあまり馴染みのない言葉です。今回の台北温泉季では、このような北投の風物も披露されました。(●=口へんに其の字)

バイク宅急便
木桶工芸カーニバル
●哩岸の石打

北投は山中の曲がりくねった路地が多いため、昔からバイクを使った品物の配達などが盛んに行われていました。

バイク便の宅配屋は裏路地を自由自在に走り回り、当時は人々をあっと言わせたそう。また、旅館やレストランなどが増えるに従い、客人などを乗せるためにバイク便がタクシーサービスへと発展したのです。

今年の温泉季イベントでは、こうしたバイクの宅配屋を目にすることができるだけでなく、実際に北投をバイクに乗って山を走ってみることも!

北投では浴槽、たらい、木椅子といった木桶工芸もまた温泉文化と密接な関わりを持っています。

今回のイベントでは、木桶製作52年の経験を持つ張名人を招き、木桶式浴槽の作り方を披露しました。

木を削るところから、型作り、穴あけ、組み立て等、複雑で細かなステップを一つ一つ見学することができます。
大きな浴槽を作るには一日がかりだとか!

石材の生産で栄えた●哩岸は、昔から木柵と並んで台北の二大打石場として知られる場所でした。
ここで作られた石材は主に建造ボイラーや家の建築に使われましたが、今では●哩岸での産量は激減し、石打師の技術も徐々に廃れてきました。

そこで主催者側は「●哩岸石打」の本来の姿を人々に披露するチャンスを提供。会場では謝名人が●哩岩の特徴、用途などを詳しく紹介し、石打の秘訣を披露。

鉄釘と金槌を手に石をひと叩きすると、なんと大きな岩の塊がまっぷたつに!そして彼の手によってデコボコだった岩が見事な石板へと早変わりします。
なんとも見事な名人の手さばきです。

上記のほかにも、10月10日から19日にかけて、北投公園周辺には中国音楽演奏、温泉茶道などのさまざまなテーマエリアが設けられ、目と耳で鑑賞するだけではなく、実際に手で触って体験できる参加型イベントが開催されました。
北投を深く理解し、新しい発見ができるこのイベントは、盛況のうちに無事終了。はやくも来年が楽しみになってしまうイベントでした。

 


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