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列車種別と運賃
   日本のJRと比べて一番違うところが、列車種別と運賃の計算方法です。
 A駅から特急に乗車し、B駅で普通列車に乗り換えてC駅に行くという経路で説明します。
 日本のJRであれば、A駅からC駅までの切符(乗車券)を買い、B駅までの特急券を買います。切符は乗車駅から下車駅まで通しで買い、必要に応じて特急券などを追加します。
 ところが、台湾鉄道では列車種別ごとに切符が発券されるため、この場合、A駅からB駅までの特急の切符と、B駅からC駅までの普通列車の切符を別々に買うということになります。(下表参照)
 ここで、A駅ではB駅からC駅までの普通列車の切符は販売されないことがあり、その場合、この切符はB駅で下車して(一度改札を出て)買うか、車掌から買うことになります。
 また、台湾では全席自由席・各駅停車の列車でも、通勤電車や冷氣柴客では「復興號」 の運賃が適用されるので注意が必要です。乗車前に利用する列車の種別をよく確認してください。

乗車経路 A駅 特急 B駅乗換 普通列車 C駅
JR 切符 A駅からC駅までの切符
特急券 A駅からB駅までの特急券  
台湾鉄道 切符1 A駅からB駅までの特急の切符  
切符2   B駅からC駅までの普通列車の切符

 このような複雑な運賃体系になっている原因は、台湾鉄道ではキロ当たりの運賃が列車種別ごとに決められていることによります。

列車種別と運賃一覧表(2011年11月現在)

列車種別 説明 運賃区分 運賃
自強號 全席指定の特急列車。 自強號 2.27元/km
◆光號 全席指定の急行列車。(◆=草冠に呂) ◆光號 1.75元/km
区間車 通勤タイプ、ロングシートの電車、気動車で冷房付き。 復興號 1.46元/km
普快車 快速列車だが実質は各駅停車。冷房がないこともある。 普快 1.06元/km
普通車 ロングシートが基本の普通列車。冷房はない。 普快 1.06元/km

 現在の運賃体系は、かつて冷房付きがデラックス列車の代名詞だった時代の体系を引き継いでいますが、今では冷房なしの列車は少なくなったため、列車種別の再編や運賃体系の見直しが検討されています。

列車タイプ
   台湾鉄道の主な列車タイプを写真を交えてご紹介します。(一部には既に運用を停止している列車もあります。)

列車種別 タイプ 説明 写真
自強號 TEMU1000形

太魯閣(タロコ)號の愛称で2007年から配備されている高速の振り子式電車です。
日本製でJR九州を走る日立製885系電車がベースになっています。


E100型推拉式自強號
E100型
推拉式
1996年導入。フランスのTGVと同じプッシュプルトレイン(Push-Pull Train)方式を採用。機関車が片側にしかない編成の場合でも、反対側の客室の片側に運転席を設け、前後方向に運転できるようになっています。流線型の造形が美しく、台湾では「なまず」「ぶたちゃん」などの愛称で親しまれています。最高速度は130km/h。シートはリクライニング式です。
EMU
電聯
1979年導入。西部幹線の電化工事完了に伴い導入された、いわゆる「電車」で最高速度は130km/h。シートはリクライニング式です。
DMU
柴聯
1982年導入。日本製のディーゼル気動車特急で、主に東部幹線の非電化区間を走っています。最高速度は110km/h。シートはリクライニング式です。
◆光號 客車 1970年に台湾を代表する高級列車として導入され、当時は台北〜高雄間を5時間ほどで走りました。当初は青地に白線という外見でしたが、1979年に電化が完成したことをきっかけに、現在のオレンジ色の塗装に変更されました。シートはリクライニング式です。(◆=草冠に呂)
◆光號
区間車 電車 電車による通勤客の増加に伴い、90年代初頭に南アフリカから、ついで韓国から購入された比較的新しい列車です。シートは合成皮革張りのロングシートです。
区間車
気動車 集集線、平渓線といった支線を走る比較的新しい車両。外観はDMU柴聯自強號(DR3100型)と共通しています。



冷氣柴客
普快車 気動車 1950年代から70年代にかけて日本から導入され、台北〜高雄間を最高4時間40分で走りました。1979年に西部幹線の全線電化が完成した後は、東部幹線や南廻り線にその活躍の場を移しました。
客車 1960年に快速列車が正式登用された折には、冷気(冷房)車はまさに"高級車"の代名詞でしたが、現在は一般の普通車両として利用されています。青い塗装に白い一本線が特徴です。冷房の無い平快車は、ほとんど使われていません。



普快車(旧型復興號車両)
 
車内販売

 自強號と◆光號では車内販売がありますが、販売品目はスナック類やミネラルウォーターが中心です。 (◆=草冠に呂)
 なお、優等列車では車両の端に飲料水の給水器が設置されています。
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