あの士林夜市にもある、いや、台北市内のあちこちでよく目にする赤と金色のマークの福州世祖胡椒餅。その元祖がこの屋台。行列が途切れたことがないという伝説まであるくらいの有名店なのだ。
饒河街夜市の「胡椒餅(50元)」といえば、台湾のみならず、台湾通の日本人なら知らない人はいないほど有名店。この日も長蛇の行列ができていて、さすがの超人気屋台ですね。でも、窯出しのときはかなりまとまった量の胡椒餅が出てくるので、長い行列でも一気に進みます。なので、あきらめずに並んでね!
屋台の前まで来ると、スタッフ数人がせっせと内餡を包み、熱々のかまどに並べていく様子がすぐ近くで見られます。作っている様子は簡単そうだけど、いろいろノウハウがあるんだろうな。これほどの人気の理由は、厚くて硬い昔ながらの胡椒餅とはちょっと違う皮。一次発酵させた生地に葱を加えて、外はパリッと、中はもっちりとパイ状に焼き上げています。また内餡は、自家製ソースに漬け込んだ豚肉と葱がたっぷり。胡椒のピリッとした辛みと豚肉のしっかりした味わいで、いつまでも余韻が残りますよ。