AKRUインタビュー

AKRU(アクル)
4月27日、台北市生まれ。子供の頃から絵や漫画を描くのが好きで、中学1年生の頃には漫画を描いて友達に見せていた。大学卒業後、ゲーム会社でアートデザイナーをしながら同人誌を製作。2008年に「柯普雷的翅膀(蓋亞文化)」が行政院新聞局劇情漫畫賞で首賞と最佳劇情賞を受賞。2011年8月には「北城百畫帖(蓋亞文化)」が行政院文化部金漫獎一般漫畫類獎部門で優勝。同作品は平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭のマンガ部門で審査委員会推薦作品にも認定。2013年3月現在は「北城百畫帖」を出版中。
──ペンネームについて教えてください
AKRU(アクル)と読みます。ペンネームの意味は特にありません(笑)。学生時代に描いた漫画のキャラクターの名前を使っていて、その時も何となく閃いたという感じですね。
──漫画を描くようになったきっかけは何ですか?
小さい頃から漫画を描くのが好きで、中学1年生の頃には漫画を描いて友達に見せていましたね。プロになろうと思ったのは2008年に賞をもらってからです。
──漫画を描くのに使っている道具は何ですか?
ネームは紙に書いてパソコンに取り込んでからPhotoshopで仕上げています。
──漫画家になって一番うれしかったことはなんですか?
大勢の人に自分の作品を見てもらったことがうれしかったです。
──漫画、映画、小説で影響を受けた作品はありますか?
ジブリの映画が大好きで、最も好きなのが「もののけ姫」です。森が大好きなので、敢えて一番を挙げるならば「もののけ姫」ですね。「千と千尋の神隠し」「ラピュタ」や「ナウシカ」も好きですよ。漫画では、好きな作品が多すぎて挙げられないのですが・・・今市子先生の作品は全部好きです。物語が繊細で登場人物の感情までも豊かに伝わってくるところが好きです。他には漆原友紀の蟲師、入江亜季や井上雄彦の作品も好きですよ。特定のジャンルの物語が好きというよりも、好きな作家の作品はどんなジャンルの作品でも好きですね。
──「北城百畫帖」について教えてください。
「北城百畫帖」の一コマ
「北城百畫帖」の一コマ
1935年(昭和十年)の台北を舞台にした物語です。百畫堂と呼ばれるカフェがあり、1~2階はデザートが味わえて和服の女給さんがいるカフェ、3階はオーナーの書斎になっていて、誰でも入れるようにはなっていません。当時、台北で開催された始政四十周年記念台湾博覧会など歴史的な出来事に幽霊や精霊などの幻想的な物語を織り交ぜています。
──なぜこの時代の台湾を物語の舞台にしたのでしょうか?
・・・ロマンチックさを感じたからです。元々、台湾博覧会をテーマにして物語を書きたいと思い、資料を集めてアイディアを作っていきました。
──主人公や登場人物のモデルとなった人物はいますか?
特にいないです。
──巻末に資料集めが大変だったとありましたが?
細かく描かれる台湾博覧会
細かく描かれる台湾博覧会
必要な資料がなかった部分は想像してストーリーを作りました。博物館や迪化街など物語で重要な部分は、実際に台北を歩いて調査もしました。読者と物語を繋げる大切な部分ですよね。
──主人公がカフェのオーナーということでオススメのカフェなどありますか?
実はコーヒーは苦手なのであまりカフェには行きません(笑)。お茶や紅茶をよく飲みますね。20世紀前半のカフェはモダンな場所で学者や医者など地位の高い人が集まっていました。雑談や情報交換が行われている場所でもあり、物語を紡ぐ場所にぴったりですよね。
──趣味や好きなこと、マイブームについて教えてください。
趣味はやはり漫画、アニメ、映画を見ることです。以前は山登りによく行っていたのですが、最近は忙しくてあまり行けません。雪山や阿里山に登ったことがありますよ。プロになってからは時間がないので地理に関する番組を見て外に行きたい欲を満たしています。
──1回だけ過去のあらゆる場所に行けるならどこに行きたいでしょうか?
やはり日本統治時代の台湾に行ってみたいですね(笑)。
──日本に行ったことはありますか?
あります。東京と京都・・・紅葉の季節の京都は本当に素晴らしいですね。
──今後描いてみたいテーマや抱負を教えてください。
まだ「北城百畫帖」が連載中なのでこの作品を描くことですね。歴史を元に当時の生活を想像するのが好きなので、昔の台湾についてを描いてみたいですね。
──最後に一言お願いします
山登りを勧めたいのですが海外旅行だと大変なので・・・台北も素敵な場所なのですが、台南は日本の京都のように古い建物や文化が多く残っているのでオススメです。
インタビューで取り上げた本はこちら北城百畫帖
 

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