北投は台北からMRTで約40分ほどの位置にある台湾最大の温泉地です。19世紀後半にドイツ人が発見し、日本統治時代に日本人が温泉地として整備しました。温泉の種類は2種類あり、秋田県の玉川温泉と似ている青温泉(強酸性硫黄泉)と白温泉(弱酸性単純泉)が楽しめます。
春天酒店は北投地区の奥にあるスパリゾートホテル。陽明山国家公園にも近く自然豊かで静かなところです。温泉施設は北投で一番の大きさを誇り、9種類の施設が楽しめる露天風呂、大切な人とゆっくり過ごせる個室温泉などが揃っています。泉質は白温泉(弱酸性単純泉)で平均温度は40~45℃、PHは4~5です。色は乳白色で微かに硫黄の香りが漂います。「牛乳のお湯」や「美人のお湯」と呼ばれているそうです。
それでは早速この施設をご紹介しましょう。まずは開放感溢れる露天風呂。水着と帽子が必要です。お風呂の種類は花瓣浴(バラの花弁を浮かべたお風呂)、石板浴(岩盤浴)、超音波浴(超音波風呂)、氣泡浴(泡風呂)、衝擊浴(打たせ湯)、寢浴(全身に泡が当たる泡風呂)、浮浴(背中に泡が当たるマッサージ風呂)、親子戲水池(親子でゆっくり入れる大きなお風呂)、八角靜態池(風水の八卦を模したお風呂)の9種類があります。
温泉の温度は冬は約40℃で、夏は少し水を入れて温度を下げているそう。季節に合わせて快適に入ってもらいたいというホテルの心遣いですね。お湯を手に取ると、細かい白い粒子が見えて硫黄の香りが漂います。
こちらは休憩室付きの個室風呂になります。プライバシーを守りたい、ゆっくり温泉を堪能したい方にぴったり。休憩室は畳敷きで、静かで落ち着いた一時が過ごせます。あっという間に時間が過ぎていきそうですよ。お風呂はシンプルな石造り。シャンプーやボディソープ、タオルも準備されています。
こちらは休憩室のない個室のお風呂だけのコースです。手軽な価格でプライベートな空間が借りられるのは魅力的。1人、1時間600元で利用できます。24時間いつでも利用できますので夜型の方にもうれしいところ。タオル、シャンプーやボディソープ付きなので手ぶらで来ても大丈夫です。
春天酒店とっておきのゲストルーム。シンプルでしっとりと落ち着いたデザインのインテリアで、外にある日本庭園はこの部屋だけのもの。お風呂はヒノキ造りで木の香りが漂います。今までに金城武、F4の言承旭(ジェリー)、李登輝元総統が利用したことがあるとのこと。※要予約。この客室のご予約は春天酒店まで直接お問い合わせください。