2011年6月現在、営業を停止して見学することができません。

旅々台北【熱門特集】 台湾故事館徹底攻略ガイド

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2005年11月、地図に無い町が、台北駅前に誕生しました。それが台湾故事館です。住所は「城中区府後里地下街」。かつて台北駅周辺エリアが、「城中区府後里」と呼ばれていたことにちなんでいます。

この町はもちろん架空の町ではありますが、家には一軒一軒、番地と住人の名前が書かれた表札がかかげられ、人が住んでいる気配があります。今にも戸ががらりと開けられ、懐かしい人が顔を出してくれそうですよ。

それでは館長の呉さんの案内と共に、1960年代の台湾へタイムスリップしましょう!

インパクト大のエントランス
地下への階段を下って、最初に目に飛び込んでくるのが、コンクリート製の防空筒(防空壕)。1960年代当時には、台湾の至るところで見受けられたものだそうですよ。

入場チケット売り場がある広場では、地下にあるとは信じられないほど大きな木と、小さな駅舎が迎えてくれます。駅舎の壁には、スローガンや広告が昔の手法そのままに再現されていて、その完成度の高さはこれから巡る館内への期待をさらに高めてくれます。

昔の庶民的な町並みがそのままに 老街
どきどきしながら入場して真っ先に目につくのが、昔懐かしい駄菓子屋「春露商店」。店内には、駄菓子やブリキのおもちゃなどいっぱいで、一部は実際に購入できます。

台湾故事館オリジナルのレトロお菓子も各種あり、木の皮のお弁当箱型になったお菓子の詰め合わせなんてお土産にももってこい。ブリキのロボットやセルロイド風のお人形など、お好きな方は買い占めたくなること間違いなしですよ。
駄菓子屋で童心に返ったら、布袋戲(ポテヒ:指人形)の舞台「新樂園布袋戲台」で、人形劇観賞はいかが?鮮やかな舞台で繰り広げられる活気あふれる人形劇は、主に週末に開催されています。

1960年代には、町中のいたるところで布袋戲に夢中になる人が見られたものだそうですよ。そんな庶民の町並みが再現されているのが、布袋戲の舞台からつきあたりの中華料理レストラン「富貴亭」までのびた老街です。
「九鳩茶莊」や「安生薬局」のショーウインドウに並ぶ品々は、本物のアンティーク物ばかり。呉さんの膨大なコレクションの一部が見られますよ。

「安生薬局」のウインドウに輝く大阪の薬局の台北支店のプレートは、作られた当時のまま倉庫で眠っており、50年以上を経て台湾故事館内の薬局にて飾られることになった代物。そして店頭を飾る昔ながらの手書きの看板は、戦前に日本で学んだという70歳の台湾人職人さんの手によるものだそう。館内の手書き看板は全て、その職人さんと同じく職人という奥様、それに弟さんの3人の手で一つ一つ描かれたものだそうですよ。
そして、このエリアでぜひとも日本の人に見て欲しいと、呉さんイチオシなのが薬局横にたたずむ街灯。この街灯は日本統治時代の台北市で、実際に使用されていた物だそう。「富貴派出所」脇にある1954年製の台北産街灯と比べると、シェードの形もより美しいのだとか。電灯の横に掲げられている昭和8年の台湾電力プレートももちろん本物です。
こんなところまで再現!
完成度の高い出来が自慢の台湾故事館では、ああ、こんなところまで!と嬉しくなってしまうポイントがいっぱい。

中華料理レストラン「富貴亭」脇の昔の小学校を再現した「國語推廣教室」には、廃校になった学校から集めた木造の机や椅子、そして足踏み式のオルガンが並び、ふと昔の同級生の顔が思い出される空間です。1965年代当時どこの学校にも貼られていたという「方言ではなく国語(北京語)を話しましょう」という標語ポスターも台湾っ子共通の思い出の品。教室内のケースの中には、昔の教科書やノートなども展示してあります。

この教室は貸し切りや、学校のお弁当を再現したランチもいただけるそうで、同窓会会場として人気だそうです(要予約)。
教室横から甘味店「新楽園冰果室」へと伸びるのが、路地裏。こういう小さな路地裏まで忠実に再現してあるなんて、なんとも嬉しい限り。しかもうらびれた風の路地裏の壁には、映画の手書きポスターや「女中募集!」や「感電には注意しましょう」などの時代を感じさせる広告やポスターが何年も前からありました、という雰囲気でさり気なく貼られています。
トロピカルフルーツを使ったスイーツが楽しめる「新楽園冰果室」の中にも、本物のアンティークがさり気なく使われていますので、スイーツを食べながらでも、ぜひチェックしてほしいポイントです。

店内に展示されている2台のかき氷マシーンは、ボロボロになっていたものを呉さんが塗り直したものだそうで、富士山と天女など中華と和風が折衷したデザインが面白いですね。

タイル張りでレトロに仕上げられた店内には、ところどころ写真がプリントされたタイルがありますが、実はこれも古い骨董品なのだそう。インテリアとしてさり気なく使われていますので、見逃さないようご用心。

当時の人になりきって映画鑑賞を 娯楽街
台湾小吃の屋台街「蓬來閣台湾小吃」に、映画館「樂舞台戲院」、そして名前も魅力的なバー「黒猫酒●」が集まる一帯はさしずめ歓楽街といったところでしょうか。台湾小吃を楽しみ古い台湾映画を鑑賞、そして黒猫バーで一杯、と当時の台湾人の楽しみ方をそのまま真似ることができるエリアです。※●=口へんに巴

映画館「樂舞台戲院」では、毎日午後2回(14:30-16:30、19:30-21:30)台湾映画が上映されています。映画館内の椅子は取り壊された古い映画館からもらってきたもので、こちらもアンティーク。木製の椅子でクッションが悪いのがちょいと難点ですが、情緒たっぷり?!ですよ。

また映画館内には、ミニ展示コーナーがあり、歴史を感じさせてくれるアンティーク機材や、台湾映画史における重要な映画や監督の作品、トロフィーなどが展示されています。

さらに映画館のお向かいにある黒猫バーの中には、これまた古い映画ポスター(1960年代の映画がメイン)が展示されていますので、お好きな方はこちらもチェックお見逃しなく!
そしてそして屋台街「蓬來閣台湾小吃」のお向かいには、レトロ感あふれるオート三輪があります。見た目もキュートなこの車はお客さんにも大人気だそうで、呉さんによると今後この車のミニチュアやプレートを作って販売する予定もあるのだそう。

その脇の赤い公衆電話もぜひ見ておいてくださいね。これ、台湾の音楽界では有名な作詞家、方文山(ビンセント・ファン※人気アーティストJAYの作詞パートナー)からのプレゼントで、呉さんが持っていた電話ボックスに入れて仲良く展示されています。
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