2014年12月9日

童心あふれる交趾陶の里 嘉義新港板陶窯文化村

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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板陶窯の外観

板陶窯の外観

園内の様子

園内の様子

廟の交趾陶芸術

廟の交趾陶芸術

DIY体験教室

DIY体験教室

交趾陶のオブジェ

交趾陶のオブジェ

モザイク牛車

モザイク牛車

 「交趾陶(交趾焼/こうちやき)」とは、釉薬をかけ低温で焼成した陶磁器です。台湾の廟では、柱梁、壁堵(壁上の装飾品)、屋根などの装飾に昔から多用されていて、中国民話をモチーフに、幸福、吉祥、教化を表現した人物や模様が施されています。「剪粘」は、台湾の廟における装飾芸術の中で、非常に重要な伝統工芸の一つです。「剪黏」は「剪花」とも呼ばれる象眼芸術。陶磁器を特殊な工具で「剪(切って)」必要な形にしたあと、粘土で成形した型に素材を「黏(くっつける)」ことから名付けられています。この華麗な色彩や丁寧で細やかな技法によって、花、鳥、神獣、吉祥を表すマークが作られ、廟の気勢を高めています。

 嘉義縣新港鄉に位置する板頭村には、すでに数少ない存在となった交趾陶の陶芸家と剪黏の伝統創作芸術家、およそ60名が駐在しています。交趾陶と剪黏は台湾廟建築の重要な伝統工芸で、台湾全国の廟の工芸用品や技術者の約7割が新港鄉の板頭村から出荷、輩出されています。そのためこの村には、「新港剪黏交趾巢(新港剪黏交趾の巣)」という呼び名が付けられています。

 板陶窯は、板頭村の緑豊かな田畑の中に位置しています。もともとは全国で初めてトンネル窯技術で廟の交趾陶と剪黏を作り出した陶芸工場でした。しかしその後古くなった工場を新しく建て直し、展示館や体験工房を増設し、東洋の庭園スタイルに交趾陶と剪黏の工芸を融合させています。また、園内には台湾で唯一の交趾陶フラワーパークもあります。板陶窯(入場料100元、園内で消費可)では、DIYも体験でき、交趾陶と剪黏の面白さを堪能することができます。また園内の陶板画、モザイクタイル、陶絵付けなどの展示品も観賞できますよ。板陶窯を一周しただけで、交趾陶と剪黏の工芸の美しさと廟誕生の過程、そして伝統と現代の工芸技術の違いに触れることができるでしょう。

センダンの花が表現された堤防

センダンの花が表現された堤防

交趾陶グッズ

交趾陶グッズ

 板頭村の至る所で見られるモザイク牛と牛車は、村の人たちがカラフルなモザイクタイルを貼付けたものです。住宅前の塀には、漫画の中の人物や動物をモチーフにした可愛い装飾が施されています。かくれんぼをして楽しく遊んでいる子供たちや、塀を登ったり、羊の群れを追いかけている子供たちなど、陶磁器の人形の表情はどれも活き活きとしていて、大人気の撮影スポットになっています。それから台湾最大の堤防大壁画もありますよ。ご当地の芸術家が台湾原生種「苦楝花(センダンの花)」を題材とし、交趾陶モザイクタイルと陶磁器剪粘で制作しました。何の変哲もない堤防が巨大な芸術作品に変身していますよ。

 板頭村を訪れたら、自転車やゆっくりとした足取りで爽やかな風を感じてくださいね。きっと楽しい思い出ができることでしょう。
(記者:Adia)

地図

【板陶窯交趾剪黏工藝園區(板頭村)】
住所:嘉義縣新港鄉板頭村42-3號
電話:05-7810832
営業時間:月曜~日曜 9:30-17:30
定休日:清明節及び正月
交通:台湾鉄道嘉義駅からタクシーで約15分
URL:http://www.bantaoyao.com.tw/

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