2014年4月9日

心も体も洗われる養生スローフード 大山無價

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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禅スタイルを取り入れた内装

禅スタイルを取り入れた内装

茶油米糕佐鮭魚卵搭花生豆腐

茶油米糕佐鮭魚卵搭花生豆腐

帝王蜆牛蒡湯

帝王蜆牛蒡湯

糕渣

糕渣

明蝦與炸物

明蝦與炸物

お店の外観

お店の外観

紅糟雞肉茶油麵線佐普洱茶

紅糟雞肉茶油麵線佐普洱茶

烏魚子炒飯

烏魚子炒飯

 大山無價のシェフは以前「食養山房」のシェフとして働いていました。食養山房が移転した後、シェフは元の場所で養生スローフードを提供するお店として、大山無價をオープンしました。お店は完全予約制でメニューはありません。1,100元のコース料理は、主菜、飲み物、デザートの約14品。こだわり抜いた新鮮な食材を使い、懐石料理と創作料理を融合させたスタイルで、季節ごとに装いが変わります。何を食べるか迷う心配もなく、質も量も食べたい人を満足させてくれますよ。

 店内は、大きな窓から光が差し込み、2階に上がると広大な景色を楽しみながら料理をいただくことができます。中国の禅風のインテリアで、座敷の上に木のずっしりとしたテーブルと椅子がゆったりと並べてあります。それぞれがすだれで仕切られているので、まわりを気にせず、家のようにゆっくりとくつろぐことができます。

 この日の前菜は「紅酒酢凍(赤ワインビネガーゼリー)」。自家製のワインビネガーに寒天を混ぜて作られたもので、とてもさっぱりしています。最初のメインディッシュは「茶油米糕佐鮭魚卵搭花生豆腐(いくらを飾った茶油おこわとピーナツ豆腐)」で、おこわに細切りのキノコ、リュウガン、塩気のあるいくら、ふわふわの錦糸卵がのっています。繊細でなめらかなピーナツ豆腐は濃厚な味わいです。四隅にマスタード、松の実、醤油、クコの実が飾られていて、四つに切ると、それぞれ違った味が楽しめるんですよ。「帝王蜆牛蒡湯(帝王蜆のごぼうスープ)」は、ごぼうをコトコト煮込んだ自然な甘みのスープで、鉄瓶でテーブルまで運ばれてきます。貝は大きくて、とても甘味があります。

 そして南オーストラリアから直送される新鮮な魚を使った「綜合生魚片盅(お刺身の盛り合わせ)」は、丸ごと一匹の紅エビとカジキ、サーモンにおろしたてワサビが添えてあります。下層にはアスパラ、ユリの花、パプリカ、薄くスライスした玉ねぎが詰められています。フレンチもしくは和風ドレッシングをつけていただく、とても爽やかな一品です。

蓮花雞湯

蓮花雞湯

綜合鮮果佐高山茶桂圓紅棗熱芋泥

綜合鮮果佐高山茶桂圓紅棗熱芋泥

 濃厚な「黒棗酢(黒ナツメ酢)」で口直しをして、続いては「紅糟雞肉茶油麵線佐普洱茶(紅糟チキンの茶油そうめんとプーアル茶)」です。お茶の香りが油っぽさを中和してくれます。また、宜蘭出身のシェフが故郷の名産をアレンジしたのが「糕渣」。陶器の器ごと一緒に蒸した糕渣はアツアツで、口に入れるとすぐ溶け、ほうれん草とセロリのスープはさっぱりしています。素材の味が楽しめる「明蝦與炸物(クルマエビと揚げ物)」は、野菜の揚げ物とクルマエビのグリルの盛り合わせ。塩と胡椒のみで味付けされたクルマエビは身が締まってジューシーです。

 洗練された見た目と味の「薰衣草醋(ラベンダー酢)」で口直しです。しっかりした味付けの「烏魚子炒飯(からすみチャーハン)」は、肉厚のキノコとゴマ油の香りが一口また一口と後を引くおいしさです。締めに近づいたところで、「蓮花鶏湯(ハスの花のチキンスープ)」のお目見えです。閉じているハスのドライフラワーにレンコン、キャッサバ、銀杏、ヒシの実、ハスの実などの豊富な具材で煮込まれたスープを注ぐと、たちまちパッと花が咲きます。フルコースのフィナーレを飾るのは「桂圓紅棗熱芋泥與綜合鮮果佐高山茶(リュウガンとナツメのあったかマッシュポテト&フルーツ、高山茶)」です。マッシュポテトの真ん中に添えられた金棗蜜餞(金ナツメの砂糖漬け)は油っぽさを除いてくれますよ。金棗は宜蘭の名産品。ここにもシェフの宜蘭へのこだわりが感じされられます。

 ふと都会の喧騒から離れたくなったら、3時間ほどゆったりとした食事のための時間を用意しましょう。シェフが丹精込めて作る料理や周囲の美しい景観を堪能できる大山無價でロハスなスローライフを体験すれば、心も体も洗われますよ。
※10%のサービス料が必要です。
(記者:Eleanor)

地図

【大山無價】
住所:新北市新店區北宜路三段62號
電話:02-2217-8891
営業時間:12:00-15:00 / 18:00-21:00
定休日:月曜日
交通:MRT新店駅からタクシーで12分

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