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2012年8月6日

本場のモロッコ家庭料理 Tajin塔吉摩洛哥料理

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店内の様子

店内の様子

トマト、チーズ、牛肉のミートボールのタジン

トマト、チーズ、牛肉のミートボールのタジン

店内のタジン鍋の模様は全てオーナー夫婦による手描き作品

店内のタジン鍋の模様は全てオーナー夫婦による手描き作品

ビーフクスクスライス

ビーフクスクスライス

ミントティー、ナツメヤシデザートとミルクライスプリン

ミントティー、ナツメヤシデザートとミルクライスプリン

店内の様子

 モロッコ人のHichamさんは、ヨーロッパ、アジア各国を旅してから台湾で生活を送ることを決めました。最初は広告モデルをして、台湾人の可愛らしい奥さんSandyさんと知り合って7~8年、さらに台湾らしい――陳さんという名前を持ち、あっという間に15年が過ぎました。彼にとって台湾は第二の故郷と言えます。イスラム教徒の飲食規範を守り、腕の良い陳さんは、昔からよく家で本場のモロッコ料理を作り、友人たちにご馳走をしていました。そんな仲間からの薦めのもと、2011年にTajin塔吉摩洛哥料理をオープンしました。

外観

 店名のタジンとは、モロッコ料理を作る時に使用する陶製の鍋を指します。モロッコは乾燥していて水分が不足しているため、鍋の蓋を円錐形にすることによって、調理中に食材から昇った水蒸気を蓋の上部で冷やして水に戻して水分を補えます。店内でタジンのような芸術品を見ることができるだけでなく、料理の器としてのタジンもオーナー夫婦が自ら絵を描いたオリジナル作品なんですよ。友人が多い陳さんとSandyさんは、フランス人芸術家の友人にお願いして、店内の壁に砂漠の風情を描いてもらい、食事に訪れたお客様はお店に一歩入るとまるで外国にいるかのような気持ちにさせられます。

サフラン、ビーフ、プラムのタジン

 看板メニュー「番紅花牛受蜜棗塔吉(サフラン、ビーフ、プラムのタジン/250元)」は、最も本場のメイン料理とも言えます。ドライフルーツに野菜を入れるのが好きなアラブ人は、牛肉、野菜、プラム、様々なスパイスを煮込んで独特の味を作り出しました。プラムの天然の甘みが牛肉の味をさらに濃厚にして、ピタと呼ばれる平たい円形のパン、玉ねぎ、パプリカを入れたサフランライスをセットにしていてボリューム満点です。新鮮で軟らかく肉汁たっぷりの牛肉を食べた後に、ピタをタレに付けて食べてみると、その美味しさは忘れられなくなりますよ。

 「蕃茄起士牛肉丸塔吉(トマト、チーズ、牛肉のミートボールのタジン/230元)」もまた陳さん自慢の料理です。牛肉のミートボールは新鮮な挽肉、スパイスを混ぜて、手ごねで作られます。ミートボールは数時間かけて煮込まれているので野菜とスパイスの旨みがたっぷりと浸み込んでいます。さらに良い香りの漂うチーズ、ローリエと卵で風味と口当たりを整えていて、その最高の味わいは言うまでもありません。ナスで作ったザッルークサラダとハリラスープ「牛肉谷司谷司飯(ビーフクスクスライス/280元)」は「飯(ライス)」という名前が付いていますが、米類とは全く関係ありません。クスクスは石臼で硬いデュラム小麦を粗挽粉にして水を混ぜて小さな粒にしたものです。北アフリカのアラブ人が食べている特殊な粉食で、フランス植民地時代の影響でフランス人がお客様を招待する際のおもてなし料理となっています。栄養価が高いクスクスですが、カロリーは白ご飯の半分だけで、その細かい料理方法と特殊な食感は、食べてみる価値が十分にありますよ。

 お店で使われているスパイスは、品質や香りを考慮して、陳さんの家族がモロッコから台湾に直接輸入しています。手作りのスパイスはとても貴重で、店内に溢れる惹きつけるような香りは、オーナーによるおもてなしの最高の証明となっています。ボリューム満点のメニューを楽しんだ後は、セットで薄荷茶(ミントティー)や、アラブ人が愛する椰棗點心(ナツメヤシデザート)を楽しむのも忘れないでくださいね。食事の最初から最後まで、北アフリカの風情を存分に楽しむことができますよ。

追記:オーナーがイスラム教徒であるため、店内の食べ物は全てハラールの認証を通しています。
(記者:Allie Liu)

【Tajin塔吉摩洛哥料理】
住所:台北市基隆路二段144巷3號
電話:02-2933-5765
営業時間:11:30-21:00
定休日:月曜日
交通:MRT六張犁駅から徒歩10分
URL:https://www.facebook.com/tajinmoroccancuisine
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