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2011年7月8日

台湾珈琲を味わう 巴登咖啡 台北天母店

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台湾コーヒー

台湾コーヒー

サイフォン式で1杯ずつ丁寧に淹れます。

サイフォン式で1杯ずつ丁寧に淹れます。

コーヒーゼリー

コーヒーゼリー

外観

外観

 皆さんは、台湾コーヒーをご存知でしょうか。数年前、台湾でも密かにブームになった、台湾生産の貴重なコーヒーです。台湾産コーヒーの栽培で有名なのは雲林県古坑郷です。巴登咖啡の本店は、この古坑郷にあります。そして、何を隠そう巴登咖啡がこの台湾産コーヒーブームの火付け役なのです。

店内 まずはこの古坑郷のコーヒー栽培について少し触れましょう。中国清の時代に、イギリスの茶商が、中国とインドを行き来する間に立寄った台湾で栽培を始めた事がきっかけ。台湾の風土や気候が中南米に似ている事から、100本程度の苗木を植えた事が始まりです。その後日本統治時代に、この古坑郷は珈琲山と呼ばれ全盛期を迎えました。当時の台湾でのコーヒー栽培面積は300ヘクタールに達し「極東最大のコーヒー工場」とも呼ばれていましたが、ほとんどは日本への輸出用。台湾人にはコーヒーを飲む習慣がなかった為、戦後コーヒー栽培は衰退し、果物などの栽培に切り替わってしまいました。

コーヒー豆も販売しています。 巴登咖啡のオーナーの両親も、当時コーヒー農園を営んでいましたが古坑の他の農家と同じく、戦後に果実畑に植え替え、コーヒーは自家用に少し残しただけでした。オーナーは幼いころよりコーヒーが好きだった為に、1983年この畑を引き継ぎ栽培を始めました。

 台湾産のコーヒーが脚光を浴びるまでの道のりはとても長く、20年以上の時間を費やしました。今では、メイド・イン・台湾の製品が台湾国内でも人気になり、台湾産のコーヒーも多くの人の支持を得ています。しかし量よりも質にこだわっている為、生産量は大変少なく、貴重です。

程良い甘さのチーズケーキ 古坑郷は台北からかなり距離がある為、この台湾コーヒーの味をお試し頂くには、遠くて不便。でもご心配なく。巴登珈琲は台北・台中・苗栗に支店があります。そして、今回は台北市内の支店「天母店」にお邪魔しました。もちろん頂いたのは台灣咖啡(台湾コーヒー/200元)です。台湾で栽培したアラビカ豆を使用し、サイフォン式で1杯ずつ丁寧に淹れています。さてお味ですが、ブラックで飲んでも苦みが少なくまろやか。口に入れると自然の甘さとコクが広がります。コーヒーのお供にはチーズケーキ(80元)をどうぞ。クッキーのようなサクサクした生地とほのかな甘みのチーズがぴったりマッチしていて、ブラックコーヒーとの相性も抜群です。そして夏にお薦めなのは果涷(コーヒーゼリー/30元)。コーヒーミルクをかけて食べると、まろやかで口当たりも爽やかです。このお店のデザートは全て手作り、低糖・低脂肪・低カロリーで、女性には嬉しいですね。

 長い歴史をもつ、台湾のコーヒー栽培。質にこだわる生産の為、目にする機会は大変少ないですが、一度お試し頂く価値はありますよ。
(記者:Mitsu)

【巴登咖啡 台北天母店】
住所:台北市士林區天母東路69巷11-4號
電話:02-2873-4024
営業時間:月~木9:00~22:00/金9:00~23:00/土・日8:00~22:00
定休日:無
交通:MRT芝山駅よりタクシーで約10分、天母広場バス停から徒歩約5分
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