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台北日和 2006年7月4日
淡水名物 アゲ&巨大ソフト進化系

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 淡水名物数あれど、まず押さえておきたいのがアゲ(阿給)。かのJayも学校帰りに食べていたという噂です。また着々と進化しつつある、巨大ソフトも見逃せませんよ。

 台北近郊を代表する観光地淡水は、小吃のメッカ。士林夜市など市内の夜市とはまた違った、淡水ならではのB級グルメが楽しめます。真っ黒な「鉄卵」や、エビのすり身の包み揚げ「蝦捲」、腐乳という発酵調味料で味付けしたチキンカツ「腐乳鶏排」など、魅力的なメニューがいっぱい。ここ淡水が発祥というメニューも多く、それを代表するのがアゲ(阿給)です。

 アゲとはご想像がつくように、メインの材料は油揚げ。戦前、日本人が数多く住んでいた淡水には豆腐屋さんが何軒もあり、油揚げもポピュラーな存在だったそう。油揚げは台湾語で"阿布拉給(アブラゲィ)"と書かれ、それが縮んでアゲ(阿給)になったんですね。アゲが発明されたのは戦後の1965年。カキ氷屋を営んでいた鄭おばさんが、試しに油揚げにビーフンをつめて蒸し、甘辛いタレをかけて出してみたところこれが大当たり。おいしさはもちろん、現在でも20〜30元(70〜105円)という、子供でも気軽に買える値段でお腹がいっぱいになるのもヒットの理由だったんだしょうね。現在でもアゲを割いてビーフンをつめるのは全て手作業で、気を抜くとすぐにアゲが破れてしまうので、手間と集中力が求められるそうですよ。

 アゲのお店と言えば八里へのフェリー乗り場がある渡船場脇のお店が有名ですが、本家は淡江中学近くにある老牌阿給です。淡江中学は台湾を代表するアーチストJAYの出身校で、彼も学校帰りにアゲを食べたそう。ちなみに彼のご贔屓は同じ並びの文化阿給。気になる女の子を誘うのに「帰りにアゲ食べない?」と声をかけたとか。ちなみに淡水にはアゲのお店がたくさんありますが、味はお店によってかなり差があります。口に合わないと思った方も、ぜひ別のお店にトライしてみてくださいね。

 そうそう、忘れてはいけないのが、摩天ソフトクリームソフトを地面に落とす人が続出し、数年前には政府から落とした人は罰金なんていう命令まで出てしまいました。そのため、一時期は長いソフトを半分に折り、紙コップに入れて渡したりしてくれたのですが、今はそんな命令はどこへ行ったのやら、ますます長さもパワーアップし、抹茶&ストロベリーなんて目にも美しい新作も発売されています。しかし食べてみると、歯ごたえしっかり。どうやら途中で折れて落ちてしまわないよう、ソフトも進化しているようです。このほかにも魅力的な小吃が満載の淡水。ぜひ足を運んでみてくださいね。

【老牌阿給】
住所:台北縣(現新北市)淡水鎮真理街6-1
電話:(02) 2621-1785
営業時間:5:00-15:00
休業日:春節、清明節、端午節、中秋節
交通:MRT淡水駅より徒歩20分

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