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台北日和 2006年3月14日
淡水名物 鐵蛋の生家 阿婆鐵蛋

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 摩天ソフトクリームや阿給など数ある淡水名物の中でも、黒に近い醤油色の外見でひときわ異彩を放つ鐵蛋。今回ご紹介する「阿婆鐵蛋」には鐵蛋を発明した人がいるんです。

 淡水の食べ物系お土産ショップには必ずあるといってもいい鐵蛋は、正真正銘の淡水名物。鐵蛋とはいわゆる煮込み卵。ここ以外の場所では滅多にお目にかかれません。
鐵蛋を発明したご本人、笑顔が素敵な楊さんが経営する「阿婆鐵蛋」は約30年の歴史を誇る鐵蛋の老舗。毎日地元の人や観光客でにぎわう老街の中でも一際人が集まるお店を見かけたら、きっとそこは「阿婆鐵蛋」ですよ。

 楊さんは以前、セルフサービスの食堂(自助餐)を経営していたのですが、いまいち繁盛せず、お弁当のおかずの1つである煮込み卵も、売れずにただただ煮詰まっていくばかり。困ったわぁと思いつつその煮込みすぎの卵を食べてみると、他にはない新鮮な食感と予想外に美味しいその味に、楊さんはびっくり。「これは売れるわっ!」とピンと来たのが鐵蛋の始まりだそうです。偶然の賜物とはまさにこのこと。こうして楊さんは鐵蛋の作り方を自分なりに模索し、開店に至ったというわけです。 鐵蛋の作り方は少々手間がかかるそうで、ウズラやニワトリの卵をオリジナルブレンドの漢方を入れた醤油で3時間煮込み、その後、風にさらし乾かします。これを1週間毎日繰り返し、ようやく完成するのだとか。

 さて、手間隙かけて作られた鐵蛋のお味はと言うと、もちろん醤油ベースの味なのですが、煮込み卵とはまた違った風味でビールにぴったりです。1週間かけて煮込まれただけあって、周りの醤油色の部分はかなりの弾力があり、大サイズの卵は噛むと軽い顎の運動になりそう。余談ですが、ウズラの卵で作られた小サイズの鐵蛋は、「大きくてなかなか噛めないよ!」という子供たちのために作られたそうです。味はプレーンとスパイシーの2タイプ。こちらのお店では試食もできますので、味を確かめてから買うこともできます。お値段は真空パック、パック詰め売り全て100元。お土産に買われる場合は、3ヶ月保存がきく真空パックをどうぞ。

【阿婆鐵蛋】
住所:淡水鎮中正路135-1
電話:(02)2625-1625
営業時間:9:00〜22:00
交通:MRT淡水駅より徒歩約10分

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