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台北日和 2005年10月24日
皮から骨まで食べつくせ!羊鍋

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 日本では羊肉がブームのようですが、こちら台湾では羊は日常食。食べ方だって筋金入りで、肉はもちろん内臓、皮、骨髄と、すみからすみまで、まるごと一頭食べつくしちゃうんです。

 今をさかのぼることウン十年前、小学生だった記者は北海道から東京へ引っ越しました。その時に何が一番ショックだったかというと、肉屋で羊肉が売っていないこと。北海道、特に記者が住んでいた札幌では、肉といえば羊。焼肉といえばジンギスカン。日曜の夜といえば一家に一台のジンギスカン鍋で、松尾ジンギスカンのラム肉を焼いたものでございます。しかし東京へ来てみると、羊肉のひの字も無し。周囲は「羊肉って・・くさいんでしょ?」と冷たい反応。子供心にカルチャーショックを受けたものでした。

 それがまぁ、どうでしょう!台湾へ来てみると、周囲は羊の文字だらけ。焼肉を頼んでも、カレー屋へ行っても、肉のチョイスは豚or鶏orそして羊!健康によく美容効果も高いという羊肉の美味しさを、昔からちゃーんと知っているんですね、台湾の人は。さすがグルメの国と、羊好きの記者は調子にのってベタ誉めしちゃいます。

 そしてその食べ方も、気合が入っているんです。それが実感できるのが鍋。米酒や漢方薬がたっぷりの健康スープの中には、皮&骨ごとぶつ切りにされた羊肉がごーろごろ。ローカルなお店になると、皮にちょぼちょぼっと毛が残っている豪快さですが、この皮がまたぷりっぷりで、かめばかむほど旨みがじわーっと出てくるのです。またツウの人が頼むのが羊の骨。だししか取れないんでしょ?というのは甘い。骨はね、骨髄をずるりといただくんですよ。また、骨にへばりついた肉を歯と舌でこそげとるのもよし。いずれも野趣あふれる濃密な肉の味がし、羊を襲ったオオカミのような気分になれちゃいます。

 滋養強壮効果が高く、身体を温めてくれる羊肉はこれからがシーズン。じゃぁ試してみようかな・・という方は、ちょっとお待ちを。台湾では羊と山羊(ヤギ)を、まとめて羊にくくっているため、お店によってはヤギ料理が出てくることも。そして羊にせよ、山羊にせよ、日本に比べかなりクサミと癖が強いのでご用心くださいませ。ま、それだからこそ、おいしいんですけどね!

【北港養生羊肉爐】
住所:台北県(現新北市)淡水鎮淡金1段166号-9
電話:0910-352-582
営業時間:17:00〜22:00
交通:MRT淡水駅車で約20分
ご予算は1人500元程度

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