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台北日和 2005年6月28日
新舞台(Novel Hall)

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 50年の時間を超え、台北に「新舞台」が帰ってきました。台湾オペラ、京劇といった伝統芸能から、モダンダンスまで、幅広い芸術文化に触れられる劇場なんですよ。

 「新舞台」は、台北101ワーナービレッジNew York New Yorkなどのショッピングモールが集まる、今台北で最先端を行くエリアにあります。1997年にオープンしたこの新舞台は、台湾初の民間経営による多目的芸術センターとして注目を集めています。運営するのは中國信託商業銀行。より多くの人に、芸術文化に触れ合う場を提供したいと、約12億元もの投資をして、ハイクラスな設備を備えた新舞台を設立しました。

 ところでこの「新舞台」という名前、日本統治時代に人気のあった劇場の名前に由来しているってご存知ですか?1900年代の初頭、当時台北で一番栄えていた大稻と呼ばれるエリア(今でいう台北駅から西門にかけてのエリア)に建設された「台湾新舞台」という劇場が由来となっているのです。当時、上海からの京劇に台湾本土の歌仔戲(台湾オペラ)と、国内外からの重要な演目の多くがこの台湾新舞台で公演されており、台湾一の劇場としてその名を轟かせていたのだとか。残念ながら第2次世界大戦中に戦火に焼かれ、台湾新舞台は姿を消してしまいましたが、台湾一のハイクオリティな設備を備えたシアター建設を目指す、中國信託商業銀行文教基金會の手により「新舞台」としてその名がよみがえったのです。

 演劇、音楽、舞踊、伝統芸能など多岐にわたる演目に対応できるよう、550坪を誇る大きな施設の中には、優れた音響設備や舞台設備が完備されているのはもちろんのこと、カフェやブックストアなどの公共空間も存分にとってあり、訪れる客に快適な空間を提供してくれています。中庭広場にはオープンカフェが、また1階には、芸術文化に関する書籍を中心に取り扱うブックカフェ「静思書軒書店カフェ」があり、香り高いコーヒーをいただきながらゆったりと観劇に余韻に浸ることもできるんですよ。芸術の香りが恋しくなったらぜひ、新舞台を訪れてみてくださいね。

【新舞台(Novel Hall)】
住所:台北市松壽路3-1號
電話番号:(02)2722-4302
営業時間:公演内容による
(チケット販売:12:00-20:00 ※(02)2722-4302内線7555)
交通:MRT市政府駅から徒歩約10分
HP:http://www.novelhall.org.tw/

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