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台北日和 2005年4月25日
2005保生文化祭 神様パレード

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 実に台湾らしいお祭りを楽しめると、観光客に人気の保安宮のお祭り。本日はメインイベントの第一弾、神様パレードに行ってまいりました。泣く子どころか大人も泣いちゃいそうな迫力でしたよ!

 神様パレードの正式名称は遶境●街。保安宮力士會をはじめとする数十の氏子団体が参加し、台湾でも有数の規模を誇ります。保安宮周囲の道路は封鎖されており、少し離れた場所で車を降りると、地面は爆竹を包んでいた紙で真っ赤。火薬の匂いが漂い、目がちくちくします。ドンドン、プップーという、にぎやかな音を頼りに進むと、いました!神様たち!

 銅鑼やラッパの車に先導された神様は、その高さ約3m。たっぷりと刺繍がほどこされた豪華な服を身にまとい、無表情にゆらり、ゆらりと長い腕をふって歩く様子はかなりの迫力です。ダンスのステップを踏むように、右かと思えば左へ、行ってしまうのかと思えば急旋回して戻ってきてと、予想がつかない歩き方をするのも、彼らが"人にあらざるもの"であることを強調する演出なのでしょう。

 耳をふさぎたくなるような爆竹の破裂音と、視界をさえぎる煙。それに30度を超える暑さが加わった中でパレードを見ていると、それらがトランス効果をもたらすのか、神様たちが、がぜんリアルな存在に感じられてきます。たまたま進路だったのか、中の人にからかわれたのか、カメラに向かって一直線に歩いてこられると、すみません、すみません、ごめんなさいと、意味もなく謝って逃げ出したくなる迫力、そして恐ろしさ。足は軽やかにステップを踏んでいるのに、顔が無表情というコントラストが怖いのです。隣の小学生も、恐怖から逃げるかのように一心不乱に綿菓子にかじりついていた・・のは、関係ないかな?

 千里眼、順風耳、七爺など、台湾ではおなじみの神様が勢ぞろいした様子を、あの神様は服がキレイだ、あの神様は歩き方がいいねぇと批評をしたり観客は実に楽しそう。日本に比べ、台湾は人と神様の間の距離がぐっと近いのかもしれません。このパレード、遶境●街は6月2日午後にも開催されますので、興味を持たれた方はぜひ足を運んでみてくださいね。その際には帽子と、爆竹から逃げやすい服装をお忘れなく!

※●…足へんに采

【2005保生文化祭 神様パレード】
住所:台北市哈密街61號
電話:(02)2595-1676
交通:MRT圓山駅から徒歩約10分

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