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台北日和 2005年3月1日
勺勺客 陝西餐館

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 ブチブチブチブチ・・・ねぇ、まだ?指が疲れてきてもへこたれてはいけません。美味しい料理をいただくために、お客自らが一仕事頑張らなければならないユニークメニュー「泡●」を一度食べてみませんか?

シシカバブ
しゃっきりジャガイモの千切り

 一風変わったメニューが楽しめるのは、台湾における陝西料理店の先駆者として有名な「勺勺客」。中国北方の小麦粉系の料理やスパイスをふんだんに使用したシシカバブ(NT$280/8串)、しゃっきりジャガイモの千切り(NT$120)など台湾料理とは一味違った本格陝西料理が台北っ子にも大人気のお店です。お店の造りも素朴で、どこか田舎の知り合いの家に遊びにきたみたい。メニューは骨付き豚の煮込みをサックリと揚げたスパイシーな「炙子骨排:NT$320」やビンロウの花の炒め物など、どれも絶品揃いなのですが、イチオシはなんといってもこれ。冒頭の「泡●:NT$160」です。

 注文するや店員さんがおもむろに持ってきたのは、大きなどんぶりに入ったマントウのような物体。・・・?と思っていると、店員さんから「はい、これを小さくちぎってね。一番大きくても、この豆より大きくなっちゃだめだよ。」と指差す先には突き出しの大豆が。・・・あのう〜、せめてソラマメにしていただけません?と言いたくなる気持ちを抑え、いざトライ!

 ちぎればいいんでしょ、と作業を開始したものの、小麦粉と塩のみで作りました!といった感じの素朴なマントウは弾力性があり、しかも硬い!これを大豆より小さくちぎるなんて・・・。「働かざる者、食うべからず」なんて言葉が頭をよぎりますが、小さければ小さいほど美味しいということなので、ここは我慢。皆でワイワイガヤガヤとおしゃべりしながらひたすらブチブチブチ・・・。

 懸命にちぎり終わると、店員さんがそれに熱々の羊肉スープをたっぷり注いで持ってきてくれます。骨付き羊肉と野菜がたっぷり入った「泡●」は、あっさりとしていながらも旨みが凝縮されたスープと、マントウのもちもちとした食感が絶妙!一口食べると、ああ、頑張ってちぎって良かったぁ♪と感動すること間違いなし。羊肉のクセもなく、羊肉が苦手な人もこれなら大丈夫。あっさりスープはあまりにおいしくて、最後の一滴まで飲み干してしまうほど。

 一度食べてみる価値ありですよ。また、ちぎり方によって、その人の性格がでるのもおもしろいところ。やたら大雑把にちぎる人、最後は面倒になって、証拠隠滅のためにパクリと食べちゃう人、米粒のように小さくちぎる人と、それぞれの性格が丸分かり。初対面の人とのお食事にも最適かも?あなたもぜひ試してみてくださいね!

※●は食へんに莫の字

【勺勺客 陝西餐館】
住所:台北市仁愛路二段41巷15號
電話:(02)2351-7148
定休日:月曜日
営業時間:11:30-14:30、17:30-22:00(ラストオーダー/〜14:30、〜21:00)
HP:http://www.shaoshaoke.com
交通:MRT忠孝新生駅から車で約5分


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