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台北日和 2004年11月19日
廣方圓茗茶

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 大きな窓から差し込む柔らかい木漏れ日を浴びながら、ゆったりとお茶の香りに身をまかせてみませんか?台北市の目抜き通り、中山北路沿いにありながら、そこには藝術文化の香り漂う、静かなお茶の世界が広がっていました。

 小さなころからお茶に触れ続け、24年間ずっとお茶業界に携わってきた湯さんがオーナーを勤める「廣方圓」は、1980年に台北市に創業した「正中茶荘」が前身となっています。台湾初のプーアール茶専門店として成長を続け、2003年に現在の中山北路に「廣方圓茗茶・台北」を設立。2004年には「廣方圓茗茶・東京」も設立し、より多くの人にお茶の魅力を伝えるべく成長しつづけています。

 シックなインテリアに惹かれて一歩足を踏み入れてみるとそこには、時の流れさえもゆったりと感じる優雅な空間が広がっています。1階のショップでは、センスのよいパッケージに入ったお茶や、選び抜かれた茶器の数々がライトアップされ、その様子はまるでアートギャラリーのよう。聞くところによると、「廣方圓」ではお茶を単なる嗜好品としてではなく、それを取り巻く環境・美観を含め、一つの藝術文化として捉えているとのこと。

 質の良いお茶を提供することはもちろん、美観も大切だと考えることで、パッケージデザインにもこだわりを持って取り組んでいるようです。「お使い物に最適」とマダム達に評判のこのパッケージは、定期的にテーマを決めてリデザインされているのだとか。さらに驚くべきはお茶の名前。通常、お茶の名前は「凍頂烏龍茶」や「陳年鉄観音」といったものですが、この全てに「廣方圓」オリジナルの名前「凍頂香蜜」「霞映花彩」といった、より美しい詩的な名前がつけられているのです。

 また、こちらで販売されている茶器(茶杯:NT$70〜)はすべて、鶯歌の陶芸家の手によるもの。オーナーである湯さんもデザインを手がけ、よりお茶を淹れやすく、より美しく改良したデザインのものばかりです。

 2階はお茶の焙煎スペースとサロンになっており、大きな窓ガラスが印象的なサロンはまさに贅沢そのもの。焙煎スペースでは、湯さん自らが納得のいくまで、毎回6時間以上時間をかけて、じっくりとお茶を焙煎しています。サロンでは茶芸教室も開かれており、本格的にお茶の知識が得られると大人気だとか。今後日本人向けの短期教室(日本語)開催も計画されているらしく、お茶好きには見逃せないスポットとなりそう。ぜひ「廣方圓」で、お茶の世界を通して芸術文化の香りを感じてみてください。

※廣方圓茗茶は下記住所へ移転しました。
写真と掲載文は移転前のものです。

【廣方圓茗茶】
住所:台北市中山北路2段72巷7号
電話:(02)2563-2851
営業時間:月〜金/10:00〜22:00、土日/11:00〜22:00
参考価格:茶器(茶杯:NT$70〜)、凍頂烏龍茶:330元/50g
HP:http://www.kfytea.com.tw 
交通:MRT雙連駅から徒歩約10分
※ 廣方圓茗茶・東京HP:http://www.kohoen.co.jp/

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