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台北日和 2004年11月10日
新竹 元祖郭潤餅

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 新竹といえばビーフンですが、忘れてならないのが潤餅。潤餅とは野菜たっぷりの台湾式クレープのこと。ここ城隍廟の入り口近くには、なんと創業約80年という歴史ある潤餅屋があると聞きつけたら、行って見ぬわけにはいきますまい。

 お寺や廟の前には、参拝客を当て込んだ屋台街がよくありますが、ここ新竹の城隍廟を取り巻く一大屋台街は、新竹のグルメスポットとしても有名です。今回は初新竹ということで、名物ビーフンを押さえつつも、老舗潤餅を味わうべし!と鼻息荒くして行ったのですが、なんと月に1回の定休日にばっちり重なってしまい、廟口前広場の屋台はことごとくお休み中で食べれずじまい。がっくりと肩を落とす記者の目の前にキランと輝いたのが、「元祖郭潤餅」の看板。屋台街の外側にあるお店は、お休みではないそうで、これはラッキー!

 ここ「元祖郭潤餅」は、新竹に遊びに行ったら必ずいくよーという台湾っ子達にも絶大な人気を誇る潤餅屋。取材に行ったのは、屋台街のお休み日で、さらに平日の午後1時半となんとも中途半端な時間帯だったにもかかわらず、次から次へとお客さんが途切れることなしに「潤餅」を購入していきます(しかも5、6個の箱入りで)。わずか1メートル強の幅しかないお店の中では、お店のスタッフがせっせと「潤餅」づくりにおおわらわ。この「元祖郭潤餅」は1926年に一代目が店を起こしてから今の5代目まで、ずっと城隍廟のお膝元で変わることない製造方法で「潤餅」を作ってきた、いわば老舗店。

 この老舗「元祖郭潤餅」の潤餅は、破れそうに薄い上にモチモチする皮にくるまれた、これでもかぁ!と言わんばかりのたっぷりの具が特徴。確認できたものだけでも干し大根に豆乾(中華版高野豆腐)、香草、肉髭(肉そぼろ)、ニラ、キャベツにニンジン、モヤシ、ピーナッツパウダーと盛りだくさん。どうやら店頭の大きな鍋で煮込まれているキャベツとニンジン、モヤシがここ「元祖郭潤餅」の美味さのポイントと見ました。ここで煮込まれた野菜の甘みが、しっとりと他の具にも絡み合い、あえて抑え気味にしてあるピーナッツパウダーの砂糖の甘みともほどよく調和されているのです。手早く、くるくるっと巻かれてでてきた潤餅は、通常より大きめの両手のひらたっぷりのサイズですが、そのあまりの美味しさに、写真を撮るのも忘れてあっという間に完食してしまうほど。ボリュームたっぷりですが、野菜がメインなのでとってもヘルシーなのがうれしいところ。さらにこれでわずか35元なんてうれしすぎる。台湾っ子が通うというのにも納得です。新竹にきたら、ぜひともこの潤餅をご賞味あれ!(次はビーフンも食べるぞぉ。)

【新竹 元祖郭潤餅】
住所:新竹東門街、城隍廟入口そば
電話:03-5222285
営業時間:9:00〜22:00
定休日:不定期(毎月1〜2日)


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