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台北日和 2004年8月11日
南門市場

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 カラスミにナッツ、フラワーティーに貝柱、干しシイタケに漢方など、あーやっぱり迪化街の品揃えはさすがだわぁ・・・って違〜う!ついつい台北最大の問屋街、迪化街と勘違いしてしまいそうになるここは、公営の市場でもある「南門市場」です。

 総統府や行政院などのお役所機関がご近所さんのせいか、市場の建物は赤レンガのお役所のような立派なビル。知らない人は中に市場があるとは気づかないかも。入り口ゲートをくぐると、そこはまるで迪化街。市場というと真っ先に、野菜に肉、魚といった生鮮食品を思い浮かべるのですが、ここ南門市場では、それらの生鮮食品は地下にあり、1階にズラリと並ぶのは、乾物や漢方、輸入食品、日用雑貨のお店。プラスチック製のカラスミオブジェが揺らめく様子や、貝柱やナマコなどの乾物の山はまさに迪化街。充実の品揃えで、地元の人にも大人気というのも納得です。

 そんな中、一般の市場ではあまり見かけないブースを発見。それは忙しい主婦の強い味方、お惣菜屋さん。メニューはもちろんコテコテの台湾料理だけど、なんだかデパ地下みたい♪とうれしくなりつつ、すかさずお値段チェック。透明パックに小分けされたお惣菜は、ちょうど2人前くらいの量で、100元〜150元ほど。肉や魚になるともうちょい高めですが、かなりリーズナブルなお値段設定。きっとお役所勤めの人が夕飯として買っていくのね・・・なんて思いつつ、日本や韓国からの輸入食品を物色していると、・・・暑い!熱い!あづいーー!

 肉の焼ける、い〜い香りとともに、熱気がムンムン襲ってきます。そう、この市場、屋内なのに、いたるところで、スルメやジャーキーをあぶっているのです。試食するか〜い?という気のいいおじさんに、そのまえに扇風機つけてくれー!と、どんなに言いたかったことか。買い物に夢中になっていると、アツアツのあぶりマシーンにじゅぅ!ってこともありえるので、充分にご注意下さいね。

 さて、公営の市場では、1階が食品や日用品を扱うスペースで、2階には大抵ローカルブティックが入っていることが多いのですが、ここ、南門市場でもそう。輸入物の服飾雑貨店や、翡翠や玉などのアクセサリー店、さらに片隅にはフードコートエリアもありましたが、取材したこの日はすでに午後5時くらいだったので、2階はがらーん・・・。きっと午前中の市場が賑わう時間帯がかきいれどきなのでしょう。

 と、2階から1階へ下りるときに思いもかけない物が!昔はエスカレーターであったに違いない階段、「エスカレーター改造階段」(勝手に命名)です。確か迪化街の永楽市場には、いつから止まってんだ?と首をかしげたくなるほどのエスカレーターが、そのまま階段として放置されていたっけ。ここでは、さらにその上をいく改造階段。なんとエスカレーターの段部分にタイルを貼り、立派?な階段にリニューアル!どうせ作り直すのなら、手すりもはずせば・・、いや、もしかしてこの手すりを活用させたかったのか?これって究極のリサイクル?・・・と見るものの想像を膨らましてくれる、その大胆な改装工事はお見事!

 と、品揃えの豊富さに加え、こんなアッパレな階段のある南門市場は、きっとあなたのお気に入りの市場になること間違いなし。一度足を運んでみては?

【南門市場】
場所:羅斯福路一段と南海路の交差点にあるビルの中
営業時間:6:00〜18:00
交通:MRT中正紀念堂駅2番出口から徒歩約2分


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