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台北日和 2004年6月4日
華山創意文化園区(華山藝文特区)

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 古い建物は放っておけばただの廃墟。それを、うまく利用して素敵なアートスペースとして生まれ変わった華山創意文化園区をご存知ですか?いまや最新の台湾芸術を知るには欠かせないお洒落なスポット。そんな華山創意文化園区で芸術の息吹を感じてみませんか?

 今や立派なアートスペースとなった華山創意文化園区は、台灣省●酒公賣局台北第一酒廠(台湾酒タバコ専売局台北第一酒工場)跡地に造られました。敷地内の建物の大部分は、日本統治時代の1916年に建設された当時のまま。1987年に工場が台北県(現新北市)林口に移転してから、1997年にアーティスト達の提案により開発が始められるまで、ずっと放置されていたため、敷地内には今にも崩れ落ちそうな建物がたくさん残っています。

 酒工場時代のオフィスはそのまま整備して華山創意文化園区事務所へ、果実酒製造ビルはアートギャラリーへ、実験室や研究室だった塔付きの建物は、ツタの絡まるシブイ映画館へ、4棟連なった巨大な倉庫は演劇や個展などが行える多目的ホールへと、昔のレトロ建築の名残を大切に残しつつ大変身です。エントランスからつづく「芸術大街」と名づけられたストリートの両脇には、ところどころ崩れ落ちて貫禄充分の倉庫が・・・いや、ギャラリースペースが並んでいます。その通りを抜けたところには、青々とした芝生と色とりどりの花いっぱいの野外アートスペース「森林劇場」が。そこから振り返ると、綺麗に整備された芝生と半ば廃墟のままのギャラリースペースのギャップが、それだけでなんとなくアートっぽい雰囲気。というか、敷地内全体が絵になるので、写真撮影などにももってこい。実際に取材に行った日にも、撮影が行なわれていましたよ。

 敷地内は、演劇やコンサート、映画鑑賞、個展、ショー、文化講座などを行なうスペースとして開放されています。今のところ常設展はないので、事前にどんな催し物があるのかチェックしていくことをオススメします。事務所のあるビルの1階にはカフェが、その2階ではパンフレットなどが無料で手に入るので、オープンカフェで寛ぎながら催し物をチェックするのもいいですね。

 またエントランス近くにあるギフトショップ「台湾創藝」もチェックするのをお忘れなく。ここには、台湾人アーティストの手による、陶器を中心とした作品の数々が展示販売されているのです。繊細な細工の美しい茶器から、土の香りがしそうな素朴な味わいの花瓶、カエルの形をしたユーモラスな書道用水入れなど、どれも思わず立ち止まってじっくり鑑賞するに値するものばかり。素敵な作品に出会える確率大ですよ。

※…●はくさかんむりに於

【華山創意文化園区(華山藝文特区)】
住所:台北市八徳路一段1號
電話:(02)2392-6180
園区開放時間:火〜金/10:00〜19:00
※展示内容により変更になります。
※ギフトショップは、週末は17:00までの営業
※カフェは曜日にかかわらず8:00〜22:00まで営業
定休日:毎週月曜
交通:MRT善導寺駅またはMRT忠孝新生駅より徒歩5分
HP:http://huashan.cca.gov.tw/


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