2004年2月2日
文昌宮

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 旧正月からめっきり冷え込みの厳しい台北ですが、寒いオフィスでひざ掛けにくるまり、凍える指先あたためつつ仕事をしていると、ふと思い出しました。今日本では受験シーズン真っ只中ですね。受験には神頼みがつきもの!?ですが、台北にご利益満点の学問の神様がいるのはご存知ですか?

 日本では寒い盛りの今がまさに受験シーズン。それに比べて南の島台湾では、猛暑の7月が受験シーズンなのです。どちらも一番季節的にツライ時期が受験シーズンというのは、なんと過酷ないばらの道・・・。ところで中国語で受験生は「考生」と言うのですが、台湾ではよく「●生」とも表記されます(発音は同じ)。この「●」はバーベキューなど火であぶることを意味します。受験生が灼熱の太陽にあぶられる様をよく表現していますよね。

 さて、気になるご利益満点といわれる学問の神様ですが、ちょうどMRT雙連駅のすぐ近くに位置する「文昌宮」がそうです。今は受験シーズンではないのですが、廟内にはたくさんのお供え物や献花が並び、長いお線香を持った参拝者達が熱心にお参りをしています。この文昌宮は、孔子廟、龍山寺と並び、台北の三大受験祈願のメッカ。受験シーズンはもちろんのこと、中間試験や期末試験といった通常の試験期間にもここで熱心に神頼み!?する学生も多いとか。毎年7月近くになると、受験祈願のための法会が行われます。このときに、受験当日に着ていく服を持参してお参りをしていただくと、ご利益ばっちりだそうですよ。

 ちなみに参拝するときのお供え物ですが、通常のお花やフルーツとは違って、受験祈願のときには「葱」と「芹」をお供えするのがポイントだそう。というのも、「葱」は聡明を意味する「聰」と、「芹」は勤勉を意味する「勤」と発音が同じだからなのです。 参拝の方法に興味のある方は、こちらを参考にしてくださいね。

 MRT雙連駅と中山駅の間に位置する文昌宮の周りには、いわゆる台湾地元民ご用達のローカルな市場もずらりと並んでいますので、1駅分ぶらぶらと歩きながら散策するのもオススメですよ。

※・・・●は火へんに考

【文昌宮】
場所:MRT雙連駅とMRT中山駅の間
交通:MRT雙連駅より徒歩3分


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