2003年12月2日
國家電影資料館

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 候孝賢の「非情城市」、蔡明亮の「愛情万歳」、楊徳昌の「エドワード・ヤンの恋愛時代」・・・ピクリと反応した台湾映画好きのあなた!さらにディープな映画の世界へようこそ。それが今回ご紹介する國家電影資料館です。

 台北駅近くのオフィスビル4階、一見どこかの小さな市立図書館といった感じのこじんまりしたエントランスに騙されてはいけません。この扉の向こうには、台湾映画のみならず世界の映画に関する資料がぎっしり詰まっているのです。

 國家電影資料館の前身は、1979年に行政院新聞局と民間の協力を経て設立された中華民國電影事業発展基金會附設の電影圖書館です。設立当時より、国産映画の収集、整理、保存、研究、はたまた古いフィルムの修復作業に尽力し、1991年には現在の財団法人國家電影資料館という規模にまで発展。1995年には、國際電影資料館(Federation Internationale des Archives du Film , FIAF)の正式会員にもなり、台湾映画のすばらしさを海外にも伝える国際交流にも力を入れています。

 國家電影資料館に保存されているのは、国産映画だけでも2800本。そのうち1950年代から1980年代に全盛期を迎えた、台湾語で撮影されている台語片が211本。映画だけではありません。映画のポスターや雑誌、脚本、楽譜、書籍にいたるまで膨大な数のコレクションがここに収集されています。資料館内には視聴覚室やミニ上映室もあり、定期的にテーマを決めた映画が上映されていて一般開放もされています。基本的に國家電影資料館での資料の閲覧、映画の鑑賞などは会員のみに限られていますが、資料の閲覧に関しては50元で仮会員証が発行されて一般の人も閲覧可能。また上映会も映画によりますが、1本100元あたりで鑑賞することができます。

 現在台北では台湾最大の映画祭として名高い「2003台北金馬影展」が開催されている真っ最中。12月9日からは、小津安二郎の全作品が上映される「日本映畫巨匠影展」も始まる台北、映画好きの方には見逃せない季節になりそうです。

【2003台北金馬影展】
開催期間:2003年11月27日〜12月2日
開催場所:台北華納威秀影城(台北ワーナー・ビレッジ)
HP:http://www.goldenhorse.org.tw/

【日本映畫巨匠影展】
開催期間:2003年12月9日〜12月26日
開催場所:台北之家-光點台北電影主題館
HP:http://www.spot.org.tw/

【國家電影資料館】
住所:台北市青島東路7号4F
TEL:(02)2392−4243
HP:http://www.ctfa.org.tw
開放時間:月〜金(午前9時〜午後9時)
休館日:土、日、祝日。
交通:MRT善導寺駅より徒歩5分。


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