2003年9月2日 法主公廟

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 お友達へのお土産にカラスミでも・・・と迪化街を目指して、てくてく歩いていると南京西路沿いに大きなマンションのようなお寺のような不思議な建物を発見しました。

 この界隈には古めかしい建物が多くて、ちょっとやそっとの変わった建物ならば驚きはしないのですが、この一見マンション風の建物には思わず立ち止まってしまいました。1階部分がくり抜かれていて、ちょうど巨大な門のよう。でかでかと掲げられている漆黒の石の看板には「法主公廟」というありがたそうな名前が金色に輝いています。さらに、その看板を装飾する象やら馬やらに乗っている人達の行列のレリーフが、ちっとも台湾の廟らしくありません。さらに、その門の上の部分からビルにして5階分ほどの高さまでぬおーんと聳え立つ赤レンガの壁。てっぺんまで窓、装飾一切なし。門部分の重厚さといい、その上に聳え立つ壁のそっけなさと閉塞感、まるで要塞のような造りです。

 あまりの迫力に下からずーっと見上げていると、屋上部分に台湾の廟ではおなじみのカラフルで賑やかな装飾のついた屋根がちょっぴり見えました。お、やっぱり廟なんだと思って、その門をくぐってみました。

 くぐってみて、あらびっくり。裏側は表と違って、スコーンと風通しの良さそうなオープンな造りになっていました。しかも、どうやら2階から屋上までずっと各層廟になっている模様。参拝している人もたくさん見受けられます。どうせなら中まで入ってじっくり各層とも参観!とも思ったのですが、今回は時間がなかったので諦めました。

 帰ってから気になったのでちょっと調べてみることに。「法主公廟」は、1875年に海を渡って大陸から持ってこられた張法主聖君を祭ってあり、1923年に現在の場所に再建。別名「大亀会」として広く台湾でも知られているそうです。・・・亀?どうやら、毎年農歴9月23日の法主公の誕生日に長寿の象徴である亀満載の亀づくし?のお祭があるようです。よく分かりませんが、ぜひともそのお祭を見てみたい。

 ということで、今度は実際にそのお祭の様子と、中の様子もじっくりと見てあらためてご紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに。

【法主公廟】
住所:台北市南京西路344巷2號
交通:MRT中山駅より徒歩10分。バス2、12、52、63、215、250、288、601、622、659、660に乗り圓環バス停で下車して徒歩3分。


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