2003年7月9日 楊英風美術館

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 うだるような暑さの中、郵政博物館を目指して彷徨っていると、ちょうどその郵政博物館のお向かいに小さな美術館を見つけました。

 ほんとのことを言うと、この美術館の地下と2階に併設されているカフェの看板に目がくらんだのですが、それはさておき、1階のギフトショップに入ってみるとクーラーが効いてて涼しい・・・のはもちろんですが、楊英風氏の作品のポストカードや作品解説書籍などが並んでいます。恥ずかしながら、この楊英風氏のことに関してまったく知識がなかったのですが、親切なお店のオーナーがパンフレットを開いて、楊英風は世界的にも有名な台湾の彫塑家で、1970年の大阪万博の際にもフェニックスのオブジェを出品したことがあるのだと教えてくれました。そのパンフレットに載っている写真を見てみると、おお、どこかで見たことあるぞ。と思い、3階にあるギャラリーへ。

 こじんまりとしたギャラリーの中には、写実的な動物の彫塑や、仏像、素朴で力強さと田舎の空気を感じさせる版画から、曲線を多様したステンレス製の宇宙を感じさせるオブジェなど、レパートリーに飛んでいる内容です。それもそのはず、この楊氏は台湾の宜蘭に生まれ、北京、日本、イタリアで教育を受けた経験があり、西洋彫塑の技術でもって中国の伝統文化の真髄を表現しようとしたのだそうです。

 個人的には、版画作品が好きですが、フェニックスや水、風を感じさせるオブジェも「あ、これどこかでみたぞ。」と思うものが多く、あとで調べてみると台北市内にもいくつか楊氏のオブジェが飾られているのが分かりました。台北世界貿易センターの中にもあるそうです。もうちょっと涼しくなったら、市内を探してみるのもいいかもしれません。

 ちなみに地下のカフェ「月牙泉」でいただいたコーヒーはとっても美味しかったです。

【楊英風美術館】
住所:台北市重慶南路2段31号
開放時間:11:00〜21:00
休館日:月曜日、祝祭日
入場料:無料
電話:2396-1966
交通:バス0東、3、238、243、248、262、304、630に乗り民衆活動中心バス停にて下車。
※ 版画、ペーパークラフト、銀細工、彫塑などのアート教室も開催しています。

【月牙泉】(地下と2階に併設)
営業時間:11:00〜21:00
電話:2358-1568


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