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TABITABI Select昇祥茶行(林森北分店)
カテゴリ | ショッピング |
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住所 | 台北市中山區林森北路105號 |
アクセス | MRT中山駅・雙連駅より徒歩約5分 |
電話 | 02-2581-1701 |
定休日 | 無休 |
営業時間 | 10:00-23:00 |
WEB | http://www.shengshang.com.tw/ |
カード | OK |
お茶とふれあう「昇祥茶行」
お茶は千年もの間、多くの人々に愛されてきた歴史ある文化で、芸術的なものに も高められてきました。お茶の世界には、「絶対」というものがありません。決められた淹れ方というものもありません。「楽しむ」ということだけが、お茶を飲むときの原則なのです。これはお茶を飲む上での出発点と言えるでしょう。
昇祥茶行では、常にお客さんに付いて売りつけようとする店員は一人もいません。その代わりに、たくさんの人がテーブルを囲んで楽しそうにお茶を飲みながら話をしている光景が見られます。値段も納得のいくものなので、店内には値段交渉の声はまったくなく、笑い声が聞こえます。昇祥茶行のこういう光景は、いつでも見ることができます。
日本語が通じるお店
ここでは必ずお茶を買う必要はありません。お茶のことをまったく知らなくてもいいのです。いろいろな人とお茶を飲み、話し、その中でお茶の経験を深めていくことが大切なのです。オーナーは「高いお茶が必ずしも美味しいってわけじゃありません。無理して高価なお茶を買っても、飲むとき素直に喜べないでしょう?それではお茶を飲む意味がないんです」と、話してくれました。
昇祥茶行のお茶
オーナーは、台湾にいる日本のビジネスマンたちとお茶を楽しんだりもします。店に行くと、いろいろな人が出たり入ったりしているのが見れますよ。オーナーは「ここに来るお客さんはみんな、ここに来たことのあるお客さんに教えてもらった人ばかりなんです。長い間こうやっているので、お客さんといい友達になりました」と、笑いながら話してくれました。
また、店員の方はみなさん日本語がとても上手なので、言葉の心配もいりません。来客数も日本人がダントツで一番!取材日に見ただけでも9割は日本の観光客でした。
店によって値段が違うのには理由があるのです
お茶を買ったことのある人なら、同じお茶でも値段に10倍もの差があることを 知っていると思います。値段に関係する条件は意外と多く、季節、海抜、産地、製造技術などで変わってきます。それと茶葉は「春は味・冬は香り」と言われており、春の茶葉は特に喉ごし・香りが良く、一度飲むと忘れられない味わいです。冬の茶葉はちょっと薄めの味ですが、爽やかな味わいです。この2つの季節に生産された茶葉はとても高級です。
海抜は、茶葉の濃度に深い関係があります。海抜が高いと茶葉の濃度が濃くなります。だから高山茶は一級品と見なされます。また、産地は気候と土、それと肥料と関係があります。有機肥料を使った茶葉は、化学肥料を使った茶葉と比べると格段に香りがいいです。
お茶は台湾の誇り
昇祥茶行では、台湾で作られた茶葉だけを取り扱っています。オーナーさんは「台湾の気候や土や湿度などが、茶葉を作るのにとても適しているんです」と話してくれました。お客さんに、低コストでどこよりも美味しいお茶を提供します。
高山茶 (400元/100g)
高山茶という名を付けられるには、「海抜1,000メートル以上の場所で栽培された茶葉」というのが絶対条件です。標高の高い山の気候はとても寒いです。朝と夜は雲や霧が多く、平均日照時間も短いので、茶葉は、苦みや渋みの成分が少なくなり、翡翠のような美しい緑色になります。
味良し、口当たり良し、濃厚な味わいなのに香りはとても上品な高山茶。何度も入れると、お茶の色が緑から黄色に変わるのも特徴のひとつです。
有機台灣玉山高山茶 (2,400元/150g)
海抜1,200mから1,500mにある玉山茶区は山の頂上にある独立した茶園です。農薬、化学肥料、ホルモン剤などは一切使用せず、自然な環境の中で栽培されています。純粋な自然の中で生長した茶ノ木ならではの、肉厚な茶殻、しなやかな茶葉が特徴。また、茶摘みは手摘みで行われています。スイスのIMO(有機栽培調査機関)の認証を受けているほか、CAS台湾優良農産品規格、EUや日本の農林規格に合格している高品質な台湾茶です。茶の色は緑がかった金色で、高貴で優雅な香りが鼻をくすぐります。一口飲めば、喉が潤い、深みのある余韻が続きます。
炭培烏龍(烏龍) (2,000元/150g)
厳選された茶葉を手作業で焙煎した黒烏龍は口に含むと濃厚で芳醇な香りと味が口いっぱいに広がります。苦味や渋みがなく、思わず「絶品」といわずにはいられませんよ。
東方美人茶 (500〜1,000元)
東方美人茶はウーロン茶の一種です。きれいな名前ですよね。茶葉を栽培している農家の人たちに、「番莊」(ハンゼン)と呼ばれたり、芽が白いため白毫烏龍茶とも呼ばれています。その中でも特に高級なものは「膨風茶」(ポンフェンツァー)と呼ばれています。 茶葉の色は白や黄色、赤や茶色と混ざりあい、とても美しいので、19世紀にイギリスに伝わった時に、西洋人によって「東方美人」と名付けられました。
瘦樂美茶 (300元/1箱)
調合されている菊、プーアール(黒茶の代表)や決明子等は便秘を解消し、毒素を排出する効果があります。食後に飲みます。
茶食
お茶菓子類もいろいろあります。ここにはお茶菓子類も豊富です。わさび味のきのこチップスはほど良い辛味があり、さくさくした食感で手が止まりませんよ。珍菇というきのこは季節が夏なので時期を逃さないようにしてくださいね。プレーン味はきのこ本来の味とサクサク感、塩加減が絶妙です。このほか、エリンギを使ったベジタリアンジャーキーは弾力があり、口いっぱいにおいしさが広がります。一度食べたら病みつきになります。お茶菓子の定番茶梅ももちろんあり、天然のお茶の香りと梅の爽やかな香りがマッチし、甘みとほんの少しの酸味がちょうどよく、いくつも食べてしまいますよ。新鮮で手ごろな価格のからすみは、蒜苗と一緒にいただくとより味が引き立ちます。からすみ好きの方はここのからすみをぜひ試してみてくださいね。
台湾ならではのドライマンゴーや香ばしいピーナッツを使ったお菓子もあります。どれもお茶請けやお土産にぴったりですよ。
主なメニュー
商品の価格
商品 | 価格 |
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鳳梨酥(パイナップルケーキ) | 130元/一包(10個) |
烏魚子(からすみ) | 850元(季節によって価格が異なります) |
茶梅 | 100元/一包 |
珍菇脆餅 | 150元/一包 |
竹炭花生 | 180元/一包 |
奶油花生酥 | 150元/一包 |
芒果乾(ドライマンゴー) | 150元/一包 |
ミニ情報
- 日本からのご注文・お問い合わせもお受けしております。FAXかEメールで、商品、数量などをお送りいただければ、日本語で折り返しご連絡します。FAX:+886-2-2581-6629 / E-mail:sstea@seed.net.tw
- 昇祥茶行では、台湾銀行より承認を得て、外貨両替のサービスを始めました。最新の為替レートを表示しており、手数料はありません。銀行窓口終了の15:30以降もサービスをしています。
支店情報
- 本店 :台北市長春路52號 02-2542-7205
お店からのメッセージ
記者コメント
どのお茶を買っていいのかわからない。そんな時は昇祥茶行へ行ってお茶について聞いてみましょう。日本語も通じて気軽に試飲もできるので好みのお茶が見つけられますよ。(葉先生/荘小姐)
最終更新:2015年05月01日