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金門島の風獅爺巡り

金門島の風獅爺巡り

金城エリアの風獅爺

歐厝風獅爺(A)

 歐厝風獅爺は金門の風獅爺の中でも一番遠い場所にあります。村から魚取りに行くときに必ず通らなければいけない道上に鎮座していることから、漁師の海の上での安全を願い、海を鎮めるとされています。元々この風獅爺は地雷のある場所にあり、風獅爺の体はたくさんの傷跡があると言われていて、2012年に新しく歩道が整備されたのをきっかけに、破損した風獅爺の修復が行われました。現在は海岸へと続く歩道を歩いて行くと、この孤高な風獅爺を見ることができます。


小古崗風獅爺(B)

 清の時代に作られた風獅爺で既に200年以上の歴史があります。1949年に土台の部分が壊れ、そのまま数十年もの間、荒廃したままでした。1987年に再建しようと試みましたが、筊杯を投げて再建の良し悪しを占ったところ、地割れが起き、神様の許しを得られなかったと言うことから再建は断念されました。1997年までにやっと現在の場所で再建され、東北を向き、風を鎮めているとされています。


金門城風獅爺(C)

 金門城風獅爺は安設在迴向殿的の後ろにあります。金門城風獅爺の大きな特徴は、大きな風獅爺と小さな風獅爺の2体が置かれていることです。昔は金門城の四方にあった門のそれぞれに風獅爺が置かれていたそうですが、その後の戦で他の風獅爺は壊れて無くなり、現在は北門の風獅爺のみが残っています。小さい風獅爺は金門島の風獅爺の中でも最も古い風獅爺で、既に600年を超える歴史があり、長い間色々な出来事を見守ってきたため風化し、はっきりとした形が見えなくなってきてしまいました。大きい風獅爺は近年新しく作られたもので、手には役人の判子を持ち、表情も生き生きとして勇ましい雰囲気です。


官路邊風獅爺(D)

 官路邊風獅爺は2005年に新しく設置されたので長い歴史はありませんが、勇猛な出で立ちながら、表情は笑顔でおもしろい顔をしています。右手には令牌と言う指令が書かれた牌、左手にはペンを持ち、胸の前には鈴が彫り込まれています。丸くて飛び出した目に大きな鼻、大きく開いて笑った口の口角が上がっていてとても親しみやすい雰囲気です。村の北側の風頭樹の下に位置し東北に向かって、村に吹く風を鎮めるために見守っています。


官裡風獅爺(E)

 官裡風獅爺は作られてから100年もの年月が経っているため、大変もろくなっており、2008年に修復を行い、現在の姿になりました。青い体に黄色のたてがみが珍しく、村へ吹く風を鎮めるためにここでじっと佇んでいます。胸にかけられている「髻」は他の風獅爺の鈴とは異なり、吉祥の願いが込められています。


前水頭風獅爺(F、G)

 道の傍らや村の中に佇む風獅爺の他、多くの風獅爺が民家の壁などの中に埋め込まれていたり、或いは行方不明の風獅爺が意外な場所で発見されたりしています。水頭集落には驚くような場所や、住民ですら知らない場所に風獅爺が隠れていたりしますよ!

 前水頭村 93 號と言う住所の建物の北側にある壁の中の風獅爺は、一見レンガのように見えるため、壁を作る際に材料の一部として壁に埋め込まれてしまったものです。その後、壁が荒廃してレンガが剥がれ落ちてきたとき、徐々に風獅爺の形が露出してきたので、これが元々風獅爺だったのだとわかったのです。かすかに口と鼻の様子の容貌を見ることができます。

 もう一体は前水頭127號と言う住所の民家にある風獅爺です。玄関の上にある壁に埋め込まれたとても珍しいタイプの風獅爺で、家人の出発や帰りの安全を見守っています。


夏墅風獅爺(H)

 100歳を超える高齢の夏墅風獅爺は、住宅の玄関口にあります。青い体に白髪のたてがみ、赤いリボンを巻いた姿がとても目立つのですぐに見つかりますよ!毎年旧暦の5月13日には夏墅村の「聖帝廟」の關聖帝君の生誕祭が行われ、村人たちは風獅爺の一年の労をねぎらう為、5月12、13日に新鮮な果物などをお供えし、風獅爺に新しい鮮やかな赤いリボンを巻きます。なんだかこの風獅爺が少しドラえもんに似ているように見えてきませんか?

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