歴史のある廟を中心とした夜市

 基隆廟口夜市は、台鉄やバス停のある基隆駅から徒歩約10分の場所にあり、アクセスはとても便利。この夜市の歴史は長く、日本統治時代末期までさかのぼることができます。

 多くの参拝者で線香の煙が絶ない奠濟宮。1873年に建てられた廟で道教の神様を祀っています。この廟の周りに移動式屋台が店を出すようになると、その範囲は次第に広がり、市場へと発展していきました。これが基隆廟口夜市の起源です。奠濟宮のおかげで発展した市場ということで「廟口夜市」と名付けられ、基隆の代名詞的存在になりました。

提灯と基隆廟口夜市
土日には提灯に灯がともり基隆廟口夜市ならではの光景が見られます。

 太平洋戦争終了後、基隆市は仁三路、愛三路~愛四路に立つ屋台を北台湾の観光夜市と位置付け、これに登記する店の数は60軒を超えました。

 仁三路は最も古くに始まったグルメエリアで、夜市のメイングルメ通りともいえる激戦区です。夜市の入り口から入ると、道の両側に並んだ台湾風情漂う黄色い提灯や整列した屋台が、夜市を訪れる観光客たちを迎えてくれます。毎日17時頃からにぎわい始め、24時間営業の屋台も多く、廟口夜市は不夜城と化します。食べ歩きができる観光夜市よりは、テーブルで座って食べる、しっかりした食事が多くあるのも特徴です。夕食を買い求める地元の人々や、家族でテーブルを囲む姿もよく見られます。愛三路と愛四路にある屋台はほとんどが移動式で、午後5時頃になるとどこからともなく屋台が現れ、次第に賑わいます。

 夜市の屋台グルメは、螃蟹羹(カニのあんかけスープ)、豬腳湯(豚足スープ)、排骨湯(骨付き豚スープ)、鼎邊銼(米粉麺スープ)、營養三明治(揚げパンサンド)、泡泡冰(シャーベットアイス)など、どれも基隆ならではの味わいばかり。創業20年から100年を超える老舗もあり、夜市を一通り歩けば、お腹も心も大満足。同時に基隆の食文化にも触れることができますよ。

台北から基隆へのアクセスはここをチェック 特集記者


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