夫人咖啡館

 さて、予定の取材を終えた頃にはあたりは真っ暗。依嬤老店のオーナーからお店を開けられないと連絡があった私たちは、急きょ取材先を変更しました。それは夫人咖啡館というカフェです。夫人とは夫人村にあるという意味で、奥さんがやっているカフェというわけではありません。

 その夫人咖啡館は島の北端に近く、人家もまばらなエリアにあります。私たちはバイクで人っ子一人いない真っ暗な山道を走り、しかも巨大な蛇にも遭遇。道に迷ったのではと不安がよぎる中、遠くにぼんやりと灯りが見えた時はホッとしました。やっと辿り着いた夫人咖啡館は「人間天堂(この世の天国)」と呼ばれるカフェレストランです。

 懐かしさ十分の建物にレトロな店内で、グルリと見回すと細々とした宝物が沢山並べられています。1階のカフェでは、馬祖の懐かしグッズの他、オーナーお手製の酒粕、ポストカードなどを販売しています。こちらでは軍服も置いてあって、無料で着用して記念撮影も楽しめますよ。では馬祖最後の夜のメニューをご紹介しましょう。このお店のメニューは洋風ですが、馬祖風にアレンジされていて、なかなか面白いものばかりです。

焗烤手工餃(写真5)/ラビオリ(250元)
 肉汁たっぷりの水餃子にチーズをあわせた一品。チーズの香りとラビオリの相性がよく、飽きずに食べられます。

焗烤紅糟雞丁飯(写真6)/チキンドリア(250元)
 馬祖で食べられる紅麹料理は、チャーハンやうなぎや肉のフライですが、ここでは紅麹などで下味したチキンにチーズを加えてドリア風の郷土料理に仕上げています。

自製西班牙海鮮烤飯(写真7)/スペイン風シーフードドリア(250元)
 中華と洋食がドッキングしたような料理。イカやエビ、魚のすり身ダンゴ、魚餃子が入っていて、色んな味が楽しめます。

招牌冰滴(写真8上)/水出しコーヒー(150元)
 1年を通して不動の人気を誇るドリンクメニューです。夫人咖啡館ではコーヒー、砂糖、ミルクの3つがこだわりの絶妙なバランスであらかじめ調合されて出てきます。

番薯地瓜年糕(写真8下)/サツマイモのフライ(60元)
 遠くから来たのだからとサービスしてくれた一品。新鮮なサツマイモを一口サイズに切り、サツマイモ粉をまぶしてあげた料理で、ハチミツを少しかけて食べます。作り方はシンプルですが、口当たりまろやか。

手工黃金餃冰(写真9)/サツマイモだんごのカキ氷(150元)
 馬祖の夏は暑く、脂っこい揚げ物は避けられがち。そこでオーナーが考案したのがこのメニューです。サツマイモのだんごは氷の上で引き締まり、歯ごたえ十分。ピーナッツとあずきを添えた人気のデザートです。

太陽雨拿鐵咖啡(写真10)/カフェラテ(カップ付き380元)
 カップのイラストは馬祖在住アーティスト、陳振輝さんによるもの。コーヒーの香りを満喫しながら馬祖の風景が楽しめちゃいます。

 夫人咖啡館を出たのは夜の10時頃。それから私たちはバイクを飛ばして介壽村に行き、個人的なお土産やプレゼントを買い、荷物満載で日光海岸に帰ってきました。明日は早朝から出発なので、民宿のオーナーに朝のお弁当と送迎を頼んでおきましたが、再び事件が発生。それは次のページをご覧ください。

地図

1
夫人咖啡館
2
店内の様子
3
夫人咖啡というものも売られています
4
外には遠く福澳港の灯りが見えます
5焗烤手工餃
6
焗烤紅糟鶏丁飯
7
自製西班牙海鮮烤飯
8招牌冰滴と番薯地瓜年糕
9
手工黄金餃冰
10太陽雨拿鐵咖啡
11
軍服を着て撮影ができます
12折角なのでコスプレを・・
13ついでにもう一着!
14オーナー夫妻と記念写真

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この特集は2009年10月に取材しました。内容が古くなっていることもありますのでご了承ください。