日の出を見ることはできませんでしたが、ホテルに帰る道すがら、沼平駅で下車することに。
駅を出ると、そこは桜の花で有名な沼平公園が広がります。開花時期には、園内は艶かなソメイヨシノが見事に咲き誇ります。お花見のシーズンになると、多くの旅行者がピンク色の花の海に誘われて訪れます。時間を割いて人波を掻き分けながら山に登るのも、年に1度の美しい桜を一目見るためなのです。
線路の隣りの歩道に沿って15分ほど歩くと、阿里山森林遊楽区で最も有名な湖、姉妹潭が見えてきます。
姉妹潭には、仲の良い姉妹が1人の鄒族の美少年を好きになり、そのことで姉妹の絆が壊れないよう2人とも自殺し、その後2つの湖(姉潭と妹潭)になった、という伝説が。姉潭には中央にヒノキの涼亭があり、周辺の林が湖面に映り優美な雰囲気です。付近には、寄り添うように立つ仲の良さそうな姿から、四姉妹、三兄弟と呼ばれる木があります。
この台湾で最も高い海抜にあるこの廟は、神木駅-巨木群歩道間で必ず通らなければならない位置にあります。
玄天上帝を祀る受鎮宮は、阿里山住民の信仰の中心的存在でもあります。旧暦3月には玄天上帝の誕生日があるのですが、毎年その前後には蛾の群れが飛んできて神像の上に留まり、誕生日を過ぎると飛んで行ってしまうという不思議な現象が語り継がれています。
長さ約600メートルの木製桟道の途中には、20株あまりの平均樹齢1000年を超えた台湾ヒノキの巨木があり、阿里山で最も密度の高い巨木歩道です。独特な形をしている台湾ヒノキは樹齢800〜2000年と様々。自然の偉大さを物語ってくれます。