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國立故宮博物院徹底攻略ガイド2006-2007:日本語公式ガイドホームページ
院長インタビュー
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院長インタビュー
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院長インタビュー



國立故宮博物院初の女性院長。東京大学にて芸術教育を専攻し博士号を取得し、日本通としても有名。これまでに東京芸術大学や台北師範學院などで教鞭をとり、さらに台北市立美術館の館長、國立故宮博物院の副院長を経て、2006年1月より院長に就任。芸術教育に関する著書も多数。


旅々台北 5月中旬に東側リニューアルオープンが決定されましたが、リニューアル前後の大きな違いをお聞かせください。
林院長 とても大規模なリニューアルでして、今までの故宮ががらりと変わるんですよ。一番大きな違いは、展示方法ですね。今までは書や陶磁器など分野別に展示していたのを、年代別に切り替えます。これにより、年代ごとに当時どんな芸術文化が発展したのか体系的に鑑賞していただけるようになるんですよ。展示室をはじめ、休憩所やロビーなどの公共空間も広くなりますので、より快適な時間をお過ごしいただけます。

また、スタッフのサービスの質の向上を目指しています。レストラン上林賦はリージェントホテルの晶華国際酒店グループと契約し、2007年末に「故宮晶華」として生まれ変り、サービスもより充実する予定です。ガイドサービスや芸術教育にも力を入れ、よりフレンドリーで親しみやすい故宮になると思いますよ。
   
旅々台北 今後新しくなった故宮では、どのような点に力を入れて行きたいですか?
林院長 収蔵物の保存や管理、そして展示は博物院としての使命ですが、それ以上に「人」が中心となることが大事だと思っています。収蔵物をただ並べて展示するだけはでなく、それを観た人が何かを感じ、新しいインスピレーションを得る。そして、生活と文化が融合し、新しい文化を生み出すことが必要なのではないでしょうか?

リニューアルに伴い、館内には子供向けの教育施設も新設されるのですが、そこでは観るだけはなく、実際に触ったり、手に取ったりすることができる展示や、自分たちで作品を作るようなイベントを企画しています。同時に、レストランやカフェ、ギフトショップなどのゆとりの空間もより充実させ、快適な1日を過ごせるような居心地のよいスペースを作り出していきたいですね。
   
旅々台北 80周年特別展として開催される北宋時代の収蔵物を集結した「大観」についての院長の思い入れをお聞かせください。
林院長 故宮が最も世界に誇る収蔵物のひとつが、北宋時代の芸術品の数々なのですよ。この「大観」展は、まさに80周年という大切な節目の年に相応しい一大特別展になります。

書画、汝窯、図書と3つのジャンルに渡るこの特別展は、当時の傑作をほぼ完全にカバーしているのですが、このように北宋時代の名品を一度に鑑賞できるというのは非常に稀なことなんですよ。皆さんはこのチャンスを逃さず、一度といわず何度でもこの特別展にいらして欲しいですね。
   
旅々台北 今回の80周年特別展「大観」では国外の美術館や博物館などから収蔵品を借り受け、また故宮の収蔵品を海外に貸し出したりなどされていますが、今後海外の美術館、博物館との提携による美術展および芸術交流はどのようなものが計画されていますか?
林院長 今後もさらに積極的に、芸術交流を深めて行く予定です。近いところでは、2007年に大英博物館と協力した大きな特別展を予定しています。ヨーロッパ、日本の美術館や博物館とも、交換展示会などのお話を進めているところなんですよ。国外はもとより、今後は国内の芸術交流にもより力を入れて行きたいですね。国内でも台北以外の地方でどんどん巡回展をやっていけるよう計画中です。
   
旅々台北 故宮の裏山には秘密の倉庫があるとうかがいましたが、こちらは一般開放される予定はありませんか?
林院長 ウフフ。別に秘密というわけではないのですが、一般開放には綿密な事前計画が必要だと思いますね。これは山洞倉庫と言って洞窟を利用した倉庫なのですが、故宮の歴史を語る上でも非常に大切な存在です。

この公開されていない倉庫があるというだけでも神秘性が増して、より夢が広がるでしょう?一部公開が決定されても、事前に細かい企画をいろいろと立てて準備していくことになると思います。
   
旅々台北 最後に日本人観光客へのメッセージをどうぞ
林院長 台湾にいらっしゃったら、故宮の貴重な収蔵物を鑑賞して中華文化を体感するのはもちろんですが、台湾のグルメやレジャースポットなどもぜひチャレンジしてください。美味しい台湾料理や、日本では味わえない珍しい物、それに世界一高いビル台北101などの観光地もたくさんあります。ぜひ、何度も台湾にいらして、台湾の様々な顔を楽しんでくださいね。






インタビューは2006年03月13日に実施したものです。

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旅々台北 【 台北遊透隊 】 調査報告書 No.014 「國立故宮博物院徹底攻略ガイド2006-2007」
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