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「大観」は、2007年3月25日で大好評のうちに終了しました。




作者(選者) 晉郭璞注
発行元 南宋國子監刊本
展示場所 1F 特展展示室
《爾雅》三卷三冊

「爾雅」は中国最古の辞典です。選者は不明ですが、秦(B.C.221~B.C.209)から前漢(B.C.202~7)にかけてまとめられたものと言われています。同義語を分類、解説した内容で、後に古典語句に関する重要な書物として重視されました。唐(618~875)の時代には経書(儒家必読の経書)に加えられ、儒家の経典の一つともなりました。

「爾雅」は語彙や名の解説があまりにも簡易で、理解しにくい箇所も多かったため、後に多くの注釈本が出版されました。故宮が所有する「爾雅」は、西晉(265~317)に郭璞により注がつけられ、南宋(1127~1279)初期に國子監(大学院のようなもの)で印刷されたものです。現存しているのは本書のみで、非常に貴重な書籍となっています。





作者(選者) 唐杜甫撰 宋曾噩集注
発行元 宋寶慶元年(1225)廣東漕司刊本
展示場所 1F 特展展示室
《新刊校定集注杜詩》三十六卷二十四冊

「詩聖」と称えられる唐(618~875)の詩人、杜甫の詩集です。詩の素晴らしさに加え、唐の書の大家、顏眞卿を連想させる威厳あふれる美しい書体も特徴です。ゆったりとした版面のおかげで書体の美しさも存分に鑑賞でき、宋代図書の傑作とも言われています。本書は清の乾隆帝をも魅了し、ほぼ毎日手にするほどのお気に入りだったとか。内ページには、清朝最高の書房とされる「天祿琳琅」の刻印が押されています。

乾隆帝の愛読書として、大切に「天祿琳琅」に保存されていた本書ですが、1797年に発生した火災の後、行方がわからなくなっていました。その後、この詩集が世に表れるのは約180年後の1980年。本書を所有していた上海の豪商、沈仲濤氏が亡くなった際に、本院に寄贈されたのです。内ページに押された数々の刻印が、明代以降、多くのコレクターに愛され収蔵され続けてきた証となっています。





作作者(選者) 漢 何休撰
発行元 宋紹熙二年(1191)建安余仁仲刊本
展示場所 1F 特展展示室
《春秋公羊經傳解詁》十二卷六冊

本書は「春秋公羊經傳」の解釈本です。「春秋公羊經傳」は春秋時代に関する歴史書「春秋」の注釈書で、孔子が編纂したという説もあります。「春秋公羊經傳」に基づき「春秋」を解釈することは学問の一種であり、「公羊学」と呼ばれています。「公羊学」を大成したのが漢の何休であり、彼は17年もの年月をかけてこの解釈本を完成させ、後に「何休学」と称されることとなりました。

出版者である余仁仲は民間の出版業者ですが、営利目的に走らず、校正に厳しく、正確性を重視することから高い評価を得ています。墨や紙、書体の美しさにもこだわりを見せました。彼の手によって1191年に出版された本書は、民間出版物の傑作と評されています。





作者(選者) 姚秦釋 竺佛念譯
発行元 宋元祐六年(1091)福州東禪寺刊萬壽大藏本
展示場所 1F 特展展示室
《菩薩瓔珞本業經》二卷二冊

宋の政府は仏教を厚く信仰しており、裕福な人々による寺廟へのお布施も相当なものでした。仏教の経典を印刷することは功徳の一種とみなされ、宋時代に出版された仏教経典は、5000巻あまり。13万5千枚の版面が使用されたと言われるほど、さかんに経典が製作されました。

漢文大藏經では、戒律に関するものは「律蔵」というジャンルに分類され、「律蔵」も小乘律と大乘律の2種に分けられます。「菩薩瓔珞本業經」は、大乘律に属する律典です。本書は南宋時代の張人傑のお布施が資金となっており、紹興二十八年(1158年)に印刷が完了しました。原版は宋元祐六年(1091年)に彫られた「崇寧藏」の一部です。それまでの「開寶藏」や「契丹藏」といった大藏經が巻物形式だったのに変わり、本書では初めてジャバラ折り形式を採用しました。その後、経典にはジャバラ折り形式が定着することになり、この形式を定着させた記念碑的な存在となっています。





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旅々台北 【 台北遊透隊 】 調査報告書 No.014 「國立故宮博物院徹底攻略ガイド2006-2007」
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