
何といっても、芸術史上最も重要とされる傑作ぞろいの北宋書画展です。
どれも見どころですが、中国画では北宋時代の代表作とされる范寬の「谿山行旅圖」、郭熙の「早春圖」、李唐の「萬壑松風圖」といった迫力のある山水画はぜひともご覧ください。
書ではやはり宋の四大家の作品です。同じ書家でも時期によりずいぶんと作風が違ったりしますので、じっくりと鑑賞してみてください。 |
|
| 一番大変だったのは、出展作品を選ぶことです。どれも名作揃いですから、選び難いんですよ。今回は参観者が体系的に書画の発展を体感できるように、五代から北宋、北宋中期、後期の3段階に分けて、さらに中国画では、山水画、人物肖像画、花鳥画、紀行画などの8テーマに沿って展示しています。また書では、正式文書や詩文、手紙や文具に関する批評文など日常生活に沿った展示物もあり、日常文書の中にも芸術性が見られる当時の豊富な文化生活がかいま見られるものとなっています。 |
| 書画は点数も多く、さらにその保存状態および展示環境はとてもデリケートになります。数ある名作の中でも、毎年10月にわずか1ヶ月半という期間限定でしか公開されない限定書画が約70点ありますが、今回の大観展ではそのうち約20点が、前半(A:2006/12/25~2007/02/07)と後半(B:2007/02/08~03/25)に分けて展示されます。そのため、前半と後半で2度楽しめることにもなるんですよ。これらの限定書画は一旦公開されると、最低3年は厳重に保存管理され、一般公開されないという貴重なものです。お目当ての収蔵物がある場合には、展示期間を事前にしっかりチェックしておくことをオススメします。 |
| 絵画や書は日本の文化とも通じるものがあります。水墨画に山水画、花鳥画、そして同じく漢字を使う国ということで、書もお楽しみいただけます。これだけの傑作が一度に参観できるチャンスは、一生のうちでもそうないでしょう。黄金期を迎えた北宋時代の書画を間近でじっくりと観て、本物の素晴らしさをぜひ体感してください。 |
|