大観TOP▼北宋書画特別展▼北宋汝窯特別展宋版図書特別展
「大観」は、2007年3月25日で大好評のうちに終了しました。



中国書画の黄金期を迎えた北宋時代の収蔵物は、国宝級の傑作品揃いです。文治国家となった北宋時代には芸術文化が花開き、絵画の世界では宮廷画家と文人画家が切磋琢磨しながら黄金期を迎えました。山水画や水墨画を中心に素晴らしい傑作が数多く生み出され、中国画の技術や概念、ジャンル、文化としての位置づけなど後の模範となる基盤が確立された時期でした。また、書の世界では唐の時代からの伝統が受け継がれると共に、民間の書家の登場により、さらに自由な表現、作者の内面を表現するという芸術的要素が発展しました。宋の四大書家として蔡襄、蘇軾、黄庭堅、米芾があげられます。

今回の大観北宋書画特別展では、国外の博物館から借り受けた5点を含め、合計76点もの収蔵物が展示されます。また東京文化財研究所の協力のもと絹、墨、刻印、色などの光学分析を行った、五代關仝の「秋山晩翠」、李唐の「萬壑松風圖」、宋徽宗の「文會圖」の計3点の分析結果もあわせて展示されます。


 

何傳馨 研究員兼科長

 大観-北宋書画特別展の見どころとは?
何といっても、芸術史上最も重要とされる傑作ぞろいの北宋書画展です。

どれも見どころですが、中国画では北宋時代の代表作とされる范寬の「谿山行旅圖」、郭熙の「早春圖」、李唐の「萬壑松風圖」といった迫力のある山水画はぜひともご覧ください。

書ではやはり宋の四大家の作品です。同じ書家でも時期によりずいぶんと作風が違ったりしますので、じっくりと鑑賞してみてください。
 開催準備にあたり大変だったこと、気をつけた点は?
一番大変だったのは、出展作品を選ぶことです。どれも名作揃いですから、選び難いんですよ。今回は参観者が体系的に書画の発展を体感できるように、五代から北宋、北宋中期、後期の3段階に分けて、さらに中国画では、山水画、人物肖像画、花鳥画、紀行画などの8テーマに沿って展示しています。また書では、正式文書や詩文、手紙や文具に関する批評文など日常生活に沿った展示物もあり、日常文書の中にも芸術性が見られる当時の豊富な文化生活がかいま見られるものとなっています。

 おすすめルートや鑑賞ポイントは?
書画は点数も多く、さらにその保存状態および展示環境はとてもデリケートになります。数ある名作の中でも、毎年10月にわずか1ヶ月半という期間限定でしか公開されない限定書画が約70点ありますが、今回の大観展ではそのうち約20点が、前半(A:2006/12/25~2007/02/07)と後半(B:2007/02/08~03/25)に分けて展示されます。そのため、前半と後半で2度楽しめることにもなるんですよ。これらの限定書画は一旦公開されると、最低3年は厳重に保存管理され、一般公開されないという貴重なものです。お目当ての収蔵物がある場合には、展示期間を事前にしっかりチェックしておくことをオススメします。

 日本人観光客へのメッセージをお願いします
絵画や書は日本の文化とも通じるものがあります。水墨画に山水画、花鳥画、そして同じく漢字を使う国ということで、書もお楽しみいただけます。これだけの傑作が一度に参観できるチャンスは、一生のうちでもそうないでしょう。黄金期を迎えた北宋時代の書画を間近でじっくりと観て、本物の素晴らしさをぜひ体感してください。



谿山行旅圖 早春圖 萬壑松風圖 寒食帖 蜀素帖

※クリックすると、詳細な解説をご覧いただけます。



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旅々台北 【 台北遊透隊 】 調査報告書 No.014 「國立故宮博物院徹底攻略ガイド2006-2007」
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