
| 作者 |
黃庭堅(1045-1105) |
| 時代 |
宋 |
| 展示期間 |
2007/02/09~2007/03/25 |
| 形式&サイズ |
卷 29.1×213.8cm |
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黃庭堅は字は魯直、号を山谷道人の、江西省出身の書道家です。詩人としても活躍し、宋の四大家(蔡襄、蘇軾、黄庭堅、米芾)の一人として数えられ、蘇軾と共に「蘇黄(そこう)」とも呼ばれています。
宋の時代には行書、楷書が成熟期を迎え、当時の主流となっていました。黃庭堅も若いころはこれらを得意としていたのですが、晩年には草書に専念。芸術文学が花開いた宋の気風を受け、「美しい字」だけではなく「芸術」として個性を取り入れた書を発展させました。黃庭堅は書のリズムを重視し、古い書の歴史書の中で宋の四大家を「蘇勝在趣,
黃勝在韻,米勝在姿,蔡勝在度。(蘇軾は趣にあふれ、黃庭堅はリズムに勝る。米芾は技術に富み、蔡襄は大胆である)」と評していることからも、その様子がうかがえます。
「書寒山子龐居士詩」では、黃庭堅ならではのリズム感あふれるスタイルを堪能することができます。この書の中には「さんずい」のついた字が多いのですが、その一つ一つをよくご覧になってください。同じ「さんずい」とはいえ、微妙に勢い、配置、スタイルを変えながらも全体のバランスを絶妙に締めています。また字の中には線がかすれ、途切れているものも見受けられます。これは、黃庭堅の特徴であるダイナミックな筆運びの際に、勢いで途切れてしまったものなのです。
また「人」や「筆」などでは一筆を特に長く書くことにより、書体が変化するだけでなく、優雅さと大胆な効果を生み出し、かつ行間の空白部分が流れるような、全体のリズムとバランスを作り上げています。ぜひ全体とともに、一字ずつじっくりと鑑賞してみてください。
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