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國立故宮博物院徹底攻略ガイド2006-2007:日本語公式ガイドホームページ
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工芸品

※多宝各を見ていると、皇帝も子供のように玩具や小物が好きだったことが分かります。こういう宝物を身近におき、愛することで、国を背負う者としてのプレッシャーを和らげていたのかもしれませんね。


嵌玉石博古圖八方漆盒は多宝格の一つです。多宝格とは、清朝から製作され始めたもので、皇帝がいつも側に置いて楽しんだ鑑賞用の宝箱であり、通称「皇帝の玩具箱」と呼ばれています。

多宝格の製作目的は、皇帝のお気に入りの愛玩物収蔵のためで、その中に収められる物は、玉器、銅器、金、銀、水晶など様々で特別な文具用品も含まれます。この嵌玉石博古圖八方漆盒の中央には立派な毛筆が2本収められていますが、この筆は鑑賞用なのでもちろん未使用です。

作品名(全名) 嵌玉石博古圖八方漆盒
作者名 (不明)
年代

選定理由
皇帝の数々の愛玩品を収蔵した多宝格には、さまざまなデザインの物がありますが、この嵌玉石博古圖八方漆盒の漆器箱は、箱自体もとてもすばらしく、それだけでも美術品としての価値があります。

外箱のデザインがすばらしいことは言うまでもなく、中に並べてある収蔵品の一つ一つ、またその配置にも工匠のこだわりが感じられます。


清朝の宮廷にはたくさんの工藝師や彫刻師が仕え、宮廷のために数多くの芸術品や精巧な彫刻品の玩具などを生み出したため、彫刻藝術は清朝時代に全盛を極めました。清聖祖は宮中に特別に象牙彫刻部を設けたほどで、清朝の彫刻に対する情熱がうかがわれます。

この雕象牙龍舟は、非常に小さい和風の容器の中に精巧な象牙彫刻で船を削り出したものです。虫眼鏡で拡大してよく観察してみると、単に一つ一つの輪郭を削り出してあるだけでなく、先頭から船尾にかけての龍の彫刻もさらに細かく生き生きと描写してあり、改めて彫刻師の腕の素晴らしさに驚くほかありません。

作品名(全名) 雕象牙龍舟<蒔繪鶏盒> 
作者名 (不明)
年代 清前―中期

選定理由
この彫刻の素晴らしさは、恐るべき彫刻師の腕の良さだけではなく、その工匠の作品にかける情熱が感じられ感動を呼び起こすという点ではないでしょうか。これだけ小さな彫刻ですが、なんとこの船の窓は開閉が出来るようになっているのです。工匠のこだわりを感じられます。

科学技術の進歩していなかった時代に作られたものですが、21世紀に鑑賞しても充分にその素晴らしさを堪能できる藝術品です。


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旅々台北 【 台北遊透隊 】 調査報告書 No.014 「國立故宮博物院徹底攻略ガイド2006-2007」
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