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陶磁器

※青磁の底には3〜5個のゴマ粒の様な焼痕があります。宋代人はこの磁器でお酒を暖め、飲んでいました。磁器を焼く技術は、当時にはすでに完成していたと言えます。


宋代の青磁においては、国営の陶磁器製造所の中でも、汝窯の作品が最高の栄誉を勝ち得ています。当時は釉色とデザインが、特に重視されていました。 

この作品は汝窯で焼かれた磁器で、淡く優雅な単一色系(青色)で磁器の周りを覆い、釉薬の表面にひび模様が出ているのがはっきり確認できます。 シンプルな10枚の花弁が、作品にモダンな印象を与えています。

作品名(全名) 汝窯蓮花式温碗
作者名 (不明)
年代 北宋時代

選定理由
中国の歴史において、青磁は磁器の中でも特に重要視されてきました。 宋代になり磁器の製法はピークを迎え、陶磁器の製造所は全国各地に分布するようになりました。その中でも、北方地域の製品は国内需要向け、南方の沿岸地域の製品は海外輸出向けという特徴がありました。 

宋代の五大名窯中、定窯が民営である以外、その他の4軒、汝窯、鈞窯、哥窯、郊壇官窯は北宋後期以後に建造された政府の窯であり、その重要性は言うまでもありません。


この作品は、赤・黄・緑・紫・藍など10種類の、人々に愛される温かく愉快な色を用い、精巧な油彩が施されています。杯の形は、傑作と言われるものの多い、当時流行の形をしています。

この花鳥柄は、高温で焼かれた釉の上に文様を描き、さらに低温で焼き出す「闘彩」という技法が用いられています。「闘彩」は15世紀末頃をピークとし、成化窯の象徴とも言えます。

作品名(全名) 花鳥高足盃
作者名 (不明)
年代 明 成化年間

選定理由
明の時代に入ると、中国の陶器は大きな転換を迎えました。それまでは素朴な焼き物でしたが、明の時代から彩色が施されるようになったのです。造形の美しさに彩色の緻密さが加わり、皇室でも使用されるようになりました。

この作品の底の部分には「大明宣徳年製」の文字があり、まさに堂々たる風格を備えていると言えます。また、非常に薄い造形は、現代から見てもとても先進的なものです。


この作品は明の時代の陶器で、複雑かつ順序よく精密に描かれた花の文様によって全体が覆われています。そしてそれは表面だけでなく、内側にも同様の文様が描かれ、どちらから見ても同じ文様しか見えないようになっています。

一色しか使わないのはその時期ではそう多くなく、当時の皇帝の好みに合わせて高級感を強調したものと思われます。

作品名(全名) 青花四季花卉円洗
作者名 (不明)
年代 明 永楽

選定理由
明の時代には、花や木など自然を素材とした文様が描かれた傾向があります。この作品も花の文様であり、彩色陶器の頂点と言えますが、薄い造形の技術レベルにも注目すべきだと思われます。


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旅々台北 【 台北遊透隊 】 調査報告書 No.014 「國立故宮博物院徹底攻略ガイド2006-2007」
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