老鶏籠懐舊館
 正濱漁港で、民間美術號への通り道にあったお店。時間的にオープンしてなかったので、美術號の管理者である賈裕祖さんに尋ねてみたところ、何とこのお店も賈さんが運営しているとのことで、さっそく中を見せてもらうことにしました・・・。

 外からもある程度は雰囲気が見えていたのですが、入ってみたら、まさに開けてビックリ玉手箱。最近台湾でも、レトロなインテリアのカフェやレストランが増えてきていますが、ここはちょっと違いました。レトロな雰囲気のお店作りなんてもんじゃなく、アンティークショップ・・・いや、コレクターのマニアな部屋の片隅にカフェをオープンした、というのが正解でしょうか。

 店を入ってすぐ右側の壁には、昔を知る人間にとってはそりゃぁもう懐かしさでむせび泣いてしまいそうなLPレコードが棚にぎっしり。おお、左上に見えるはガッチャマンの中国語版ではないか。荒野の用心棒のサントラに、トム・ジョーンズ、ビートルズもある・・・。レコードコレクターの端くれとしては、1枚1枚確認したいところですが、取材ということで気持ちを抑えて店の奥へ。


 お店はとても広く、奥までずっと続いているのですが、なんと客席は入口付近の10数人分だけ。あとは全てアンティークグッズが占拠しています。それも単に陳列しているだけではなく、昔の台所や居間を再現し、まさに実物大のジオラマのごときありさまになっているのです。まぁ、よくよく見てみると、並んでいるものの年代がバラバラだったりもしますが、そこはそれ、まぁ、ご愛嬌ということで。

 メニュー数としては数も多くありませんが、おかわりは半額というあたり、とにかくのんびりと時間を過ごしてもらいたいというオーナーの考えがよく出ていますね。客の回転率なんて全然気にしてないようです。

ホットコーヒー 120元 トンポーロー 200元
アイスコーヒー 黄豆の焼肉
コーヒーシャーベット 冬瓜の肉詰め
マンゴーシャーベット 豚の角煮
パッションフルーツシャーベット ハイネケンビール 120元
ホットミルクティー 台湾ビール
アイスミルクティー 青島ビール
リンゴ茶 梅酒
バラ茶 葡萄酒
ジャスミン茶 ※コーヒーやシャーベット、お茶のおかわりは半額でOK。
※200元の料理にはお好きなコーヒーまたは花茶を一杯サービス。
オレンジ茶


 店の奥の、更に奥まったところにある居間風のレイアウトの部屋を眺めていると、なんと棚に並んでいるのは日本統治時代の書物・・・いやいや、アルバムではないですか。取り出してめくってみると、黄ばんではいますが、まさに当時のままの生写真がそのまま残っています。賈さんによると、こういった日本統治時代の写真や書物も、記録として収集しているのだそうです。

 このお店は平日の午後5時から午後10時まで(土日は午前10時〜午後10時)という、非常に短い営業時間ではありますが、事前に電話連絡してくれればいつでも店を開けるからとのこと。オーナーの賈さんは、日本人は含め少しでもたくさんの方に、大好きな基隆のことを知ってもらいたいのですと、熱く語ってくれました。

 また、展示スペースが手狭になったから近々お店を拡張する予定があるとのこと。恐らく、きっと、いや間違いなく、店は広がっても席数は増えないんでしょうけど、次回の楽しみがひとつ増えました。

住所:基隆市正濱路23號 TEL:0937-933531 or 0955-557003 営業時間:月〜金:17:00〜22:00、土日:10:00〜22:00