民間美術號

 「民間美術號」は、正濱漁港に浮かぶ台湾初の海上美術館です。全長45.5メートル、幅6.2メートル、水深2.8メートル、重さ197トンのこの海に浮かぶ美術館は、遠洋マグロ船を改造して作られています。

 そのせいで構造は上下2階層となっていて、上の階には世界中から集められた2万点余りもの中国年畫(お正月用の中国画)が展示されているほか、基隆社区大学の生徒の版画やデッサンなどの作品も展示されています。  



 下の階もギャラリーとして使用されており、中国の古文物や、台湾のアンティーク家具などが展示されています。ちょうど取材に訪れた日は、地元のアーティストが個展を開催しており、作者自身から直接、作品についてのあれこれを聞くことが出来ました。

 操縦室はコーヒーショップに、船尾はレストランに改造されています。船内の壁はすべて檜が貼られ、随所に設置されたアートランプと共にとてもアンティークな雰囲気が漂っています。


 巴蜀文教基金會が6年の準備期間を経てオープンした「民間美術號」は博物館というだけでなく、基隆市民の文化交流の場ともなっており、将来的には無償にて各地の民間文化団体へ開放する予定だそうです。

 ちょっとしたスペースの、ちょっとした小物のどれもがレトロなものばかりで、船内をくまなく探険していると、なんだかタイムスリップしたような錯覚に陥ってしまいそう。アート好きのみならず、アンティークファンの方にも、ぜひぜひお薦めのスポットです。

※現在同美術館は改装中で、2004年11月下旬リニューアルオープン予定です。リニューアルオープン後は以下の概要となります。

住所および連絡先 老鶏籠懐舊館」のページをご覧ください
開館時間 09:00〜22:00
定休日 旧正月の大晦日
入場料 100元
その他 ロビーおよびデッキ部分にカフェ(営業時間:13:00〜)がオープン予定。カフェ利用者は入場料無料