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今年はメインテーマ館の「トマトの宴」以外にも特別に「彰化の宴」と「澎湖風味宴」という2大地方のテーマ館も設けられています。このテーマ館では、地方の特産品を使用した料理をご紹介するだけでなく、「國宴料理(総統が国内外のゲストを招待する時の料理)」も登場。さっそく見てみましょう!
台湾西海岸のほぼ中央に位置する彰化は、古くから貿易港として栄えた地域です。台湾最古の廟「天后宮」など60以上の廟がある鹿港や、八卦国家風景区など見どころたくさん。西は台湾海峡、東は阿里山に挟まれ、山海の珍味が味わえると評判の地域なのです。
彰化県長 翁金珠氏からのメッセージ
例年の美食展では1つのテーマ館には1つのテーマとなっていましたが、今年の彰化の宴は2本立て。彰化地方の特色ある食材をふんだんに使用して作った繊細な「國宴料理」をご紹介する他、彰化地方の伝統的な特産料理を集めました。
皆さんに彰化のお手軽で伝統的な庶民料理をご紹介するほか、シェフ達のすばらしい腕前により、地元の食材が國宴料理級の素晴らしい料理に変わっていく様をご紹介します。
繊細かつ洗練された國宴料理
陳水扁総統は2度彰化を訪れ、海外からのゲストをおもてなしする國宴を開催されています。
そこで、今回彰化県政府は彰化昇財麗禧酒店と協力し、その國宴料理を再現することにしました。
彰化渓湖の羊肉、田尾地方のハーブやバラ、員林地方の蜜餞(砂糖づけの果物)、鹿港地方の花跳魚(ハゼ)、伸港地方の赤翅魚(チヌ)、王功地方の生牡蠣などを使用し西洋と中華をミックスした手法で、迷迭香蒜羊排(ラムのローズマリーガーリック風味)、●(*王に攵の字)瑰花鮭魚(鮭のバラの花仕立て)、員林蜜餞魚(砂糖づけの果物を包み込んだ蒸し魚のオードブル)、鹿港花條●(*中に皿の字)(鹿港地方のハマグリ漢方スープ)、王功●(*火に局の字)生●(*虫に可の字)(王功牡蠣のかき揚げ)、香料龍蝦蛋塔(ロブスタータルト)など10種類の繊細かつ豪華な國宴料理メニューを作り上げました。
どれも手の込んだ、見るからに美しくおいしそうなものばかりで、思わず喉がゴクリと言ってしまいます。
自慢の郷土料理
私たちの郷土料理も、地方のごちそうとして古くから知られています。彰化の郷土料理と他の地域の大きな違いは、彰化では数多くの郷土料理のお店が、100年以上もの歴史をもつ老舗だということです。100年まではいかなくても、50年以上続いているお店はめずらしくないんですよ。これは、商売を変えることがあたりまえの台湾では、とても貴重なことなのです。一代また一代と古くからの製法や味、色、香りを変わることなく伝承した彰化の郷土料理は、一度食べたら忘れられない美味しさですよ。
彰化の三つの宝
今回ご紹介している料理は、「彰化三寶(彰化の三つの宝)」と呼ばれる猫鼠麺(擔仔麺)、肉圓(肉餡を包みこんだ蒸し団子)、●肉飯(*火に廣の字)(豚足とそぼろ肉のせご飯)。
このほかにも各地方ごとに特色ある郷土料理が揃っています。員林地方の鶏脚凍(鶏の足)、蜜餞、鹿港地方の蝦猴酥(エビ風味のスナック)、緑豆●(*米に羔の字)(緑豆のお菓子)、牛舌餅(牛の舌の形をかたどった素朴な味のクッキー)などの伝統的なお菓子、王功地方のカラスミ、田尾地方の神秘果(味覚の変わるフルーツ)と洛神花冰(ホオズキの花アイス)、菊花冰(菊の花アイス)、菩提子冰(菩提子アイス)などの草花を使用したアイスクリーム、溪湖地方の羊肉爐(羊の煮込)、北斗地方の肉圓、ジャーキー、二林の扁食(ワンタン)、ドラゴンフルーツ、芬園地方のビーフン、大村地方の巨峰、縣西地方のピータン、社頭地方のザクロなど、とても数えきれません。
台湾の李登輝前総統も大絶賛の苔條花生(ピーナッツ)、これもも彰化の名物なのですよ。
ぜひ日本の皆さんも、安くて、美味しくて、ボリュームたっぷりの彰化のごちそうを味わってくださいね。
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これら彰化地方の郷土料理は、どれも美味しく彰化を代表するものばかりです。
小さいころから彰化で育った翁金珠県長は、彰化の肉圓や伝統的なお餅伝統的な餅、蜜餞などが大好きで、これを食べて大きくなったようなものよ、と笑っていらっしゃいました。
彰化県政府は地方観光旅行のプロモーションのため、彰化1日旅行、2日旅行などのパックツアーを計画しています。また、日本など諸外国からの観光客用として、日本語と英語の彰化県観光ガイドを作成し、利用してもらおうと計画中だとか。完成は今年の10月を予定しているそうです。
また、来年は「2004台灣花卉博覽會(2004台湾フラワーフェスティバル)」が1月17日〜3月14日まで彰化にて開催されます。南国ならではの鮮やかな花々や珍しい熱帯植物を楽しみつつ、彰化の郷土料理を味わう旅はいかがでしょうか?
ミニ情報:
1.ちょっと驚く名前の「猫鼠麺」。小柄で機敏な初代オーナーのあだ名、「老鼠」にちなんだメニュー名だそう。「猫鼠麺」のスープは豚の後ろ足の肉を油で揚げ、それに扁魚(ヒラウオ)、ニンニク、醤油、新鮮な牡蠣スープを加えて煮込んだもので、独特のうまみのある極上のスープになっています。これにさらにオーナー自家製のしいたけ団子、エビ団子、鳥つくね巻きを加えれば、有名な「猫鼠三寶麺」の完成。猫やねずみは食材になっていませんのでご心配なく!
2.田尾地方名産の「神秘果」はまさに不思議なフルーツ。小さな赤い果実がなんと味覚を変えてくれるのです。私も半信半疑で試してみましたが・・・。最初にレモンを一切れパクリ。もちろん酸っぱい・・・。そして神秘果を口に入れ、噛んでみること数分、またレモンを一切れ食べてみると・・・、レモンがとても甘い!普通のみかんと比べても、より甘く感じるのです!
「神秘果」は生産量が少なく、台湾でも手に入れることが難しいのですが、その貴重な「神秘果」の6割が田尾産なのだとか。ぜひ彰化を訪れた際に、この「神秘果」の威力を試してみてくださいね。
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