杏仁露は台湾初期のデザート (MAP B)

杏仁露(杏仁ゼリー)の見た目は白いゼリーのような感じですが食べてみると、つるつるとしていて柔らかくとてもさっぱりしています。杏仁の香りが口の中に広がります。そして削ったばかりのカキ氷は一口食べるごとに涼しくさせてくれます。そしてこのデザートは暑さ解消だけではなく美容や気管支などによいと言われていますよ。
杏仁露は台湾初期のデザートの1つでした。店長の顔さんは今から20年ほど前に、ある師匠から60年もの歴史ある古い屋台を引き継ぎました。当時消え入りそうになっていた杏仁露はこのお店からよみがえり、台湾伝統デザートの味はこうして受け継がれてきました。常連のお年寄りだけではなく遠方からもたくさんの観光客が訪れます。取材時も店長の顔さんによると「あさって中国からの団体客が見えるのだ」とのこと。台湾の伝統デザートは中国でも大人気だということが伺えます。


お店ではあたたかいデザートと冷たいデザートを用意しています。冷たいものは杏仁露、紅豆露(あずき入りゼリー)と綠豆露(緑豆入りゼリー)、あたたかいものは花生湯(ピーナッツのスープ)、紅豆湯(ぜんざい)などです。冷たいものはいつでもありますが、あたたかいものは冬期のみですのでご注意ください。
紅豆脆圓(脆圓入りぜんざい)
実はこの紅豆脆圓を食べたときちょっと不思議な感じがしました。というのも、普通この手のデザートには脆圓ではなく湯圓(白玉団子)が入っているからです。それで、店長に「このモチモチとした食感はこんにゃくに似ているけど一体なんですか?」と質問したところ、脆圓には寒天を加えているのだそう。この脆圓自体には何の味もありませんが、その食感が小豆の甘さとうまみを引き立てています。また、この透明の脆圓だけでなくピンク色の脆圓もありますよ。デザート好きの方は是非試してみてください。



