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旅々台北【熱門特集】光良インタビュー:台スタWAVEスペシャル
旅々台北【熱門特集】光良インタビュー:台スタWAVEスペシャル
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旅々台北【台スタWAVE】


インタビュー

  はじめに
■台スタWAVE読者のみなさんへ自己紹介をお願いします。
光良 インタビュー
読者のみなさんこんにちは。光良です。今回僕の新しいアルバム「不會分離」がリリースされることになりました。アルバム中7曲は自作の曲が収録されてます。
曲作りは僕の生活の一部で、アルバム制作時には、自分にある程度の時間を与えてるんだけど、この2年ほどは特に急いでアルバム出さなくちゃ、ということもなくて、割とたくさんの曲が書けました。
アルバム「不會分離」は愛がテーマと言ってもいいと思います。家族への愛、友達への愛、恋人への愛・・・ラブソングがメインになってます。
感情は生活していく中で必ずあるもので、嬉しくても悲しくても、その感情こそが生きていくパワーにつながってるんじゃないかと僕は思っていて、だからこのアルバムには生活の中での気持ちがたくさん詰まっています。
収録されてる5曲の編曲は、日本の編曲者に依頼しました。以前彼が編曲した「童話」を聴いて、僕自身がとても感銘したから。デモを送って、曲の世界を広げてもらい、曲を作った時の感情を掘り下げてくれて、これがとても嬉しかったんです。
みんながこのアルバムを聴いて、何かを感じてくれたら嬉しいです。

  アルバムについて
■ニューアルバム「不會分離」のコンセプトは何ですか?タイトルにはどんな意味がありますか?

タイトルは「離れないよ」って意味だけど、逆に別離の気持ちを表してるんだ。これは僕がマレーシア人だってことも関係してる。僕はあまり生活環境が変わるのが好きじゃないんだ。初めて実家を離れたのは、進学のためにクアラルンプールへ行った時で、引っ越したばかりの頃は不安で落ち着かなかった。
慣れ親しんだ場所を離れて、全然知らない土地へ行く。家族、友達、大好きな人たちと別れて、これは本当に受け入れがたい変化だったよ。次は歌手としてレコード会社と契約した時。その次はもっと大きな変化で、音楽のためにマレーシアから台湾へ来た時。
こういう別れの時って誰にでもあることでしょ?だからアルバムと同タイトルの曲「不會分離」はただ1つのストーリーを表現したんじゃなくて、別離の気持ちを表したものなんだ。僕が伝えたかったのは、一時分かれてしまっても、心は同じ所にあるよということ。

光良 インタビュー
■今回のアルバム制作で、一番重視したのはどんなところですか?

うーん、いっぱいあるよ。例えば編曲のこととか・・・。今回は「光良」をよく知らない人に編曲を依頼したんだ。もうデビューしてから10年ぐらい、たくさん曲を作ったし、色んな人と仕事をしてきた。中華圏では大抵の人が僕の音楽を知ってるから、編曲する時には多分「光良の音楽って・・・」と考えてると思う。前に編曲を頼んだ人で、僕の曲を聴いてもその中の感情がはっきりつかめなくて、それで過去の光良のアルバムを聞いてそれらしいスタイルを作り上げたっていうことがあった。
このアルバムでは「光良」のイメージとか過去作品は抜きで、純粋に曲を聴いて編曲してほしいから、ほとんど一緒に仕事をしたことのない人にお願いしたよ。

あとは歌唱方法が少し変わった。意識的に変えたんじゃないんだけど。今回のアルバム制作に入る前、自分の過去の作品を改めて聞いてみたら、こうすればもっとよくなると思える部分が多々あったんだ。人はもし何か毎日のようにやってる事をしばらくしなくなると、例えば僕の場合音楽を作らくなることなんだけど、この期間にかえって前に進めることがあると思ってる。
アルバム「不會分離」での歌い方は自然だと思う。心の底に想いを溜め込んで、悲しい曲を悲しげに歌う方が感動できると思ってたけど、普段話をする時は、芝居なんてせずに、自分の気持ちを見せるでしょ?だから今回はみんなに話をするように歌ってるよ。

■アルバム中、特に気に入っている曲がありますか?

僕に選ばせるの?難しいなぁ。アルバムに入ってる曲全部が気に入ってるよ。この曲はMVを作ってTVに流すからって特にひいきにすることもないし、アルバムは1つの作品だからね。
特に気に入った曲ね・・・うーん、そうだな、今回のアルバムだったら、一通り聴いてみて、もう一度聴いてみるのは「不會分離」。この曲は歌詞も僕が書いてるし、映像(MV)もあるから。でね、このMVは詞を書いてる時、もう僕の頭の中にあったんだ。先にメロディを作って編曲してもらったら、曲の幅がすごく広がって深みも増した。
「不會分離」は爽やかな曲と思う人もいるだろうけど、考え込んだりやるせなくなる気持ちもある。で、詞を書く時、別れを迎える男女がふと浮かんだ。気持ちが冷めて別れるんじゃなく、好きなんだけど離れなくちゃいけない、そういう2人が。
例えば2人で抱き合っているシーン、前の晩に男性が荷物を整理してるとことかね。だから歌詞には「私の心も荷物に入れて持っていけない?そうすれば離れてしまうって感じない」という女性の言葉が入ってるんだ。色んなシチュエーションが思い浮かんできて、それが段々確かな感覚になっていった。


アルバムのマスタリングは9月にもう出来上がっていたんだけど、発売が11月まで延びたのは、どの曲でMVを作るかをすぐに決めてしまうのがいやだったから。曲を聴きながら考えたかったんだ。色んな人にも聴かせてやっと決めたよ。
マスタリングを聴いている時、2曲目の「不會分離」が流れた。その時何かピンと来た。だからこの曲でMVを作ることにしたんだ。MVの曲はメロディアスなだけじゃなくて、映像表現できて、気持ちを伝えられるものであるべき。「不會分離」は僕の中の条件をクリアしてるんだ。
「不會分離」は映像イメージがあったから、MV撮影の時は、監督にそのイメージとか僕の希望を伝えた。だからレコード会社で打ち合わせの時に「自分でMVの監督をしないか」って聞かれたんだ。もちろんNOと答えたよ。
監督の仕事はとてもプロフェッショナルなもので、僕は自分の考えを伝えることはできる。で、監督は僕のイメージと自分のイメージを合わせて、この曲をより鮮明に表してくれたんだ。

  音楽について
■一番印象深かったコンサートはありますか?


何か1つ選ばなくちゃいけないなら、2006年マレーシアでのコンサートかな。中華圏の歌手としてクアラルンプールの体育館で2回連続コンサート開催の記録を作ったんだ。僕はマレーシア人だから、マレーシアにもどると実家に戻ったような感覚になった。音楽を作って、台湾ではファンのみんなに支えられて、日本へ行けば日本のファンが空港まで来てくれる。マレーシアでコンサートをする時は、マレーシア観光大使をしてたから、ファンのみんなには「今回は僕がこの土地の人間として役立つ番になりました。マレーシアへようこそ。そしてコンサートを聴きにきてくれてありがとう。」と言ったんだ。
■作詞だけでなく作曲もしていますが、どんな時にインスピレーションが沸きますか?

インスピレーションってどんなものか、よくわからなかったんだけど、後になってから曲作りの時に突然やってくる、あの衝動的な感覚がそうなのか、と思った。今はその時浮かんだものをちゃんと形にして残すようにしてる。例えば「天堂」っていう曲。当時シンガポールで仕事をしてて、ホテルへ戻ってから、突然香港のレスリー・チャンが自殺してしまったことを想った。どうしてファンに愛されてるのに、自分で人生を終わらせてしまうのか、僕には理解できなかった。それでベッドに横になった時に突然鮮明な旋律が浮かんできた。急いで書きとめて、それを後にアルバム「童話」製作の時に、「天堂」って曲に仕上げたんだ。

■普段どんな音楽を聴いていますか?

びっくりするかもしれないけど、正直に話すよ。僕は音楽を作ってるけど、特に音楽を聴くってことはないんだ。小さい頃お母さんが毎日1日中ラジオを聴いてて、その影響でラジオをつけて音楽が流れれば聴いてるだけ。僕は積極的に音楽を聴くタイプではなくて、流行曲にもうといし、レコードショップに行ってランキングをチェックすることもないんだ。だから前に同じこと聞かれた時、答えられなかったよ。
車を運転する時はラジオを聴いてるから、ラジオで流れる曲が僕の聴く音楽かな。これは僕の生活で、仕事として音楽に接するのはいやなんだ。仕事だからって無理して他の人の曲を聴くっていう状況は好きじゃない。でも音楽を聴かないって認めるのもあれだから・・・うーんと、音楽を聴かないDJって想像できる・・・?

前のレコード会社で社長にも、どんな音楽を聴くのかと聞かれたけど、僕は3秒ぐらい社長を見つめて、「聴きません。」って答えたのを覚えてる。その後社長は「いいよ、ミュージシャンは絶対に音楽を聴かなきゃいけないってことはないさ。李宗盛(台湾の有名な作詞・作曲家)だってあんなに曲を作ってるけど、本なんか全然読んでないよ。」と言ったんだ。その時、僕と音楽はある種の“関係”なんだとわかった。10歳からピアノを始めて、クラシックからポップスまで、音楽は毎日歯磨きで使う歯ブラシのようなもので、あって当たり前の存在なんだ。今では僕は音楽を通して気持ちを表現してて、他の音楽は関係ないんだ。


「君の曲には独特な雰囲気があるね。」ってよく言われるけど、これは僕があまり他の音楽を聴かないからかもしれない。僕と音楽の関係は、付き合ってるような、恋愛してるみたいな感じで、だからこそどの曲にも僕ならではの雰囲気があるのかもしれない。
みんなは「光良はR&Bなんて聴かないでしょ。」と思ってるかもしれないけど、そんなことないよ。陶[吉吉]の曲が聴こえてくると、いいなって思うし感動もする。

光良 インタビュー

  俳優活動について
■舞台や映画にも出演していますが、演技に興味が?

うん、しばらくドラマや映画に出演した時期もあった。アルバム「光芒」を出した頃かな。どの仕事も監督から誘いがあったもので、この役は光良にぴったりだと思って依頼が来た。これは縁だと思う。なんで出演したかと言うと、時には音楽を離れて他の事にチャレンジしてみることも必要だと思ったから。だからアルバムリリースの間には音楽以外のこともするようにしてるんだ。
「童話」リリース後にも芝居の仕事依頼があったんだけど、その時は音楽の方が大事だったから受けなかった。最近はね、香港映画出演の話があるんだ。脚本が面白くて、チャンスがあればやってみたいと思ってる。でもね、歌手として僕はやっぱりアルバムを聴いてほしい。アルバムのどの曲もみんなに話したいことばかり詰まってるんだ。
■監督として映画を制作することは考えていますか?

今の時点では具体的な予定はない。多分「よし、やろう!」と思った時に映画を作るんじゃないかな。でも、どの仕事もそうだけどプロフェッショナルでなければならないからね。僕は音楽に10年以上携わってるけど、まだまだ学べることがあるし、新しい発見もある。
何か1つのことを追求していくには、じっくり時間をかけなきゃいけないと思ってる。監督という職業は、一生の時間をかけて取り組む仕事なんじゃないかな。もし機会があれば試してみたいけど、それは自分が撮りたいものを撮るのであって、賞がほしいとかそんなじゃないな。

光良 インタビュー ■一番印象深かった役はありますか?

「愛情靈藥」っていう映画の役は、僕にとっては大きなチャレンジだった。監督が僕を主演にと誘ってくれたんだ。脚本がすごく気に入って、映画には日本文化も盛り込まれてて興味深かった。なんでこの役が一番印象深かったかと言うと、みんなが描いてる、無邪気で正直でちょっと内気な「光良」のイメージを打ち破ってくれたからだよ。

  その他
■オフの時間はどう過ごしていますか?


仕事がない時は、僕のパートナー「小high(光良の飼っている犬)」と一緒に過ごしてるよ。それか忙しい時はできないこと、床拭きとか部屋の整理とかしてる。でも家事が嫌いなんじゃないよ。僕は整理整頓が苦手なんだ。どんなものにも思い出があって、なかなか捨てられなくって。捨てられないならとっとくしかないだろ?とっておくと時間が経ってゴミになっちゃうんだ。この点はきれい好きなおとめ座とは言えないな。多分僕自身の性格かも。でもね僕は変化が好きじゃないから、気に入ったものを身の回りに置いておきたいんだ。
あとはね、今は体を動かすのが好きだから、運動してるかな。定期的にスポーツジムへ行ったり、バドミントンをしたりね。バスケはあまり得意じゃないんだ。小highと散歩にも行ってる。小highは家では絶対用を足さないから、毎日朝晩散歩に連れて行くんだ。仕事で忙しい時は一緒にいてやれなくて、海辺にも連れて行ってあげたいんだけどなかなかね。
■甘いものが大好きだそうですが、日本からの観光客にお勧めのスイーツショップはありますか?

そう!僕は甘いもの食べすぎで医者から甘いもの禁止令が出てるんだ。甘いものを食べると夏ずっと汗をかくようになって、肌に湿疹みたいなのができるから。それによく運動もするから、いつもタオルを持って歩いてるよ。お医者さんにもそう言われてるしね。
お勧めのスイーツショップは、永康街の「氷館」。マンゴーかき氷が好き。トッピングに使ってる素材も厳選されてるし、見ると食べたくなっちゃうね。夏でも冬でも、いつでも時間があると食べに行ってる。冬に食べるキウイかき氷もいいよ。

光良 インタビュー

  今後の活動について
■この後の活動では、何に重点を置きますか?

今はネットの時代で、僕がどこで何をしたか、世界中の人が知ることができるよね。たとえば僕は以前台湾で3ヶ月プロモーション活動をして、台北から台中、高雄まで行った。台湾をぐるっと回ったんだけど、今の僕はネットと同じようにいろんなところで活動できる。一昨日はマレーシアでコンサートをして、今日は台北、週末は中国へって具合に。世界は小さくなったから、今後は特にどんな活動に重点を置いていこうというのはないな。「光良」の歌が好きな人のところに行って交流できればそれでいいんだ。
最近初めてインドネシアに行ってきたんだけど、インドネシアには思いのほか中国語の曲を聴く人がいたんだよ!今後の活動場所はシンガポール、マレーシア、台湾、香港に中国がメインになると思う。
■日本でプロモーション或いはコンサートの予定は?

今回、アルバム制作のために日本へ行った時、空港でファンが迎えてくれたんだ。その時は本当に日本で、ライブハウスのような小さな場所で歌えたらいいなと心の底から思った。でも日本のファンに喜んでもらうにはもっと沢山の楽曲を作らなくちゃ。

「不會分離」のリリースにあたって、今日本のレコード会社とも接触してるんだよ。「童話」が日本でリリースされてるから、「不會分離」も日本で発売できたらうれしいな。日本に来てプロモーションしないかと話が来たら喜んで行くよ!でもね、日本には詳しくないから考えただけで緊張しちゃう。

  最後に
光良 インタビュー ■日本のファンに向けて一言お願いします

まずネットでメッセージを送ってくれる日本のファンの皆さんに、この場を借りて・・・ありがとうございます。まだ日本で音楽活動をしたことはないけど、早く日本でみなさんに会えればいいなと思ってます。

ニューアルバム「不會分離」は日本のミュージシャンの協力もあって完成したアルバムです。アルバムを聴いて、みんなが僕のことを知ってくれればと思ってます。これからも応援よろしくお願いします!

協力:種子音樂 ※当ページに掲載されている画像・動画などは、旅々台北および種子音樂に無断で使用は出来ません。

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