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 台湾のお祭りといえば、その賑やかなパレードが目玉。小さな廟のお祭りでも見ごたえ充分で、初めて見る人はその豪快さに圧倒されること間違いなし。

 今年の6月30日は旧暦の5月13日にあたり、迪化街の守り神である城隍爺の誕生日を祝う「霞海城隍祭」が盛大に祝われました。実はこの「霞海城隍祭」、大龍●保安宮の「大龍●大道公出巡」、萬華青山宮の「青山王祭典」に並ぶ、台北三大廟会の一つ。こういえば、その盛大さが分かっていただけるでしょうか? 地元の神様だけに、住民もいつになく気合が入るというもの。さぁ、パワフルな台湾のお祭りワールドへようこそ!
(●=山へんに同)

【台北三大廟会カレンダー】
お祭名 廟名 住所 開催日時(旧暦)
大龍大道公出巡 大龍保安宮 台北市哈密街61號 3月14〜15日
霞海城隍祭 大稻霞海城隍廟 台北市迪化街一段61號 5月11〜13日
青山王祭典 萬華青山宮 台北市貴陽街二段218號 10月20〜22日


城隍爺とは?

真っ黒の強面で睨みをきかす城隍爺
 さて本日の主役、大稻霞海城隍廟のご本尊「城隍爺」とは、いったいどんな神様なのでしょう?城隍爺は、古代はお城のお濠の神様として祀られていたのがはじまり。それが、次第にお城の守護神となり、その後道教の影響を受け、善悪を判断する司法の神として祀られることになったというユニークな神様。

 土地公(土地の神様)の廟と同じく台湾各地で「城隍爺」を祀る廟が見受けられるのは、人間界の地方裁判所のごとく、あの世でもその土地ごとに担当の城隍爺が決まっているからだそう。

 時代が経つごとに、その担う役割も変わってきたマルチな城隍爺ですが、迪化街の霞海城隍爺は、司法の神様という大きな役目のほかにも、なんと縁結びの神様の役目もあるのです。

 同じ廟内に祀られている月下老人(縁結びの神様)もこの霞海城隍爺では、城隍爺の縁結びパワーには勝てないほど。その人気は龍山寺の月下老人と二分すると言われ、いつも運命の赤い糸を求めて参拝にくる人で賑わっています。

 各地にある城隍爺廟の中でも、台北最大の規模を誇るのが、この霞海城隍爺。ということで、この霞海城隍爺の誕生日を祝う「霞海城隍祭」には、台北各地の寺廟や民間宗教チームからも、たくさんお祝いの団体が駆けつけ、それはそれは盛大なお祭となるのです。
霞海城隍廟

タワー型のお供え物
 誕生祭の会場となる問屋街、迪化街は、いつにも増して大盛況。灼熱の太陽をも焦がすほどの熱気がムンムンと高まっています。霞海城隍廟前の広場には、通常より数倍も長い机が並べられ、そこには毛をむしられた丸ごとチキンや、フレッシュフルーツなどの豪華なお供え物や献花が、どっさり。

  巨大なタワー型の華やかなお供え物は、まるでバースデーを祝うロウソク巨大版のよう。いつもは真っ黒な怖い顔で、悪いことをするヤツはいないかと、睨みをきかせている城隍爺も今日ばかりはちょっぴり嬉しそう・・・?
さて、いよいよ・・・
 さて、午後の一番暑い最中、時は午後2時過ぎくらいでしょうか、お祭のメインイベント、お祝いのパレードの始まりです。練り歩いてきたパレードは、城隍爺廟前の広場にてそれぞれのパフォーマンスを披露し、廟内に鎮座する城隍爺に祝福のご挨拶をするという手順です。
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