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八將團
 先ず盛大なバクチクの音と共に登場するのは、派手な隈取が強烈なインパクトの「八將團」。彼らは、家將(神様専属の護衛部隊)の一種。家將には「八家將」、「什家將」、「八將團」、「官將首」など様々なチームがありますが、城隍爺の専属は「八將團」と言われます。

 彼らは神様の護衛だけでなく、神様が執行する任務のお手伝いをするという大事な役割を担っています。城隍爺の部下として、悪いヤツを取り締まる八將團は、白塗りに赤や青の恐ろしげな隈取と、それぞれの手に持つ、悪者を懲らしめる刑具がトレードマーク。

 この八將團には、おもしろい由来があるのです。

 その昔、飢饉の為にやむなく山賊に身を落とした8人が、罪をとわれ無期懲役で牢獄に入れられていたところ、端午節の際に最後に一目家族に会わせてくれとの願いを聞き入れた看守2人がこの8人を密かに釈放してしまいます。

 その後、端午節が終っても8人は戻らず、8人を釈放した看守2人は責任をとって自害します。後にこれを伝え聞いた8人は、深く深く反省し、死んでお詫びをすることに。死んだあとに、城隍爺に召され、悪いヤツを取りしまる武将として、また露払いとして働き、償いを続けているのです。
台湾のお祭りと言えば・・・

 大勢の観客が見守る中、舞を繰り広げる八將團は、地元の人にも大人気。前へ前へと押し寄せる人で、どんどん人の輪が小さくなりますが、そうなるとまたもや爆竹の登場です。ドパパパパーン!とはじける爆竹が、観客の方へ向かって投げられます。

 ひえーー!あぢぢぢっ!は、ともかく、これは危険この上なし。投げられたところにいる観客は逃げまどい、必然的にそこに空きスペースが。

 どうやら、それぞれのパフォーマンスの最初と最後の合図のほかにも、押し寄せる人垣を追い払う役目として爆竹が使われている模様。右往左往する観客に襲い掛かる爆竹。うーむ、台湾のお祭には根性が必須!って、相当熱いんですけど・・・。しかも痛いし。

北管楽隊
 ところがそんな弱音を吐いてる暇はありません。今度は賑やかな太鼓やラッパの音が耳をつんざきます。

 何事かと思いきや、きらびやかな旗が飾られたジープやトラックの旗車に先導された北管楽隊(太鼓や銅鑼、鐘といった楽器が中心の激しい曲調を得意とする楽隊)の登場です。爆竹の爆音に混ざり、太鼓や鐘、笛の音などどれもが大音響で、鼓膜がいくつあっても足りないくらい。

 そんな迫力ある楽隊の中で、オアシス的存在の可愛らしい部隊を発見!それはトラックに、7〜8台連結された太鼓部隊。ドドンガ、ドドンガと大きな太鼓を鳴らすその演者達は、一番大きい子が中学1年生くらいという、子供達で形成されたチビッコチーム。中には、おしゃぶりをくわえている子までいたりして・・・。あまりの可愛さに写真を取りまくる観客続出。私も負けずにバシバシ激写。・・・と、また人が押し寄せすぎたのか、爆竹投下。ひーーーー!

 その後も、賑やかな太鼓や銅鑼の北管楽隊の演奏がひとしきり続きます。これらの賑やかすぎるほどの演奏は、今から登場する神様を迎えるための大事な余興。八將團による露払いのパフォーマンスと、賑やかな音楽で準備万端。さぁ、本日のパレードのメイン、神様達のおでましです。

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