新しい年を迎えて、最初にやってくる大きなお祭りがランタン・フェスティバルです。お正月シーズンにふさわしい華やかなお祭りが開催されるのは、毎年元宵節(旧暦の1月15日)。台湾各地でランタン・フェスティバルが催され、観客は手に手に小さな提灯を持ち、会場に展示されている大きなランタンを見上げ、空に飛ばされるランタンの美しさにため息をつきます。

 観光局によって1990年に台北市中正紀念堂で開催されて以来、台湾ランタン・フェスティバルは元宵節には欠かせない大切なイベントとなっています。毎年各地で開催されるそのお祭が、今年(2004年)は初めて新北市(旧台北県)板橋にて開催されました。従来の巨大ランタンの展示やレーザーショーなどはもちろん、3Dアニメ、セラミック・アートのランタン、祈福ランタンストリート、台北県政府(現・新北市政府)ビル32階の摩天展望台、様々なストリートパフォーマンスなども加わり、更にバラエティ豊かなイベントとなりました。





  元宵節にランタン(燈籠)を灯す習わしは、1800年余り昔、漢の時代に始まったと言われています。元宵(旧暦の1月15日)は、春節(旧正月)の最終日に当たり、新年を祝う春節の終わりとして、どの家庭でもこの最終日を賑やかにお祝いしました。このお祝いの折に、各家庭でランタンを灯したことから、次第にランタンがお祝いの象徴となりました。

 そして隋・唐の時代になると、正月を迎え幸福を祈るため、山の何百本もの木々にランタンを結び付け、数十メートルの巨大な飾りランタンを作るようになりました。元宵の夜に、四方に放たれるランタンの光が話題となり、その後、より大きく、芸術性に富んだランタン(燈籠)が作られ、美しさを競い合うようになったのです。



次のページへ