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食後は村の中をしばし散策。霧台村はルカイ族が住む霧台郷の入り口として、現在、急ピッチで整備をしている最中。ルカイ文化館や小学校など、石板を多用した建物は伝統の造りなものの、いずれもぴかぴかで、新しく建設されたものと一目でわかります。
聞くところによると、戦前は日本人が、戦後は漢民族が統治者となり、ルカイ族の伝統的な建物はその折にほとんど壊されてしまったそう。霧台村では数軒しか残っていないという、昔ながらの伝統的な家屋を見ることができましたが、壁も屋根も触れれば手が切れそうな薄い板状の岩を、びっしりと積み上げて造ってあり、接着剤や釘などは一切使っていないとのこと。よくぞ崩れないものだと感心してしまいます。
建設がたいへんなこのルカイ式の家ですが、原住民文化を見直そうという気風の高まりを受け、再建を始めているのだそう。新しいといえども黒い石板で造られた家は異文化テイストたっぷりで、「夢想家石板屋」をはじめ、村内の食堂や民宿でゆっくり堪能することができます。
家の中は床にも石の板が敷き詰められており、ひんやりとした肌触り。この石のおかげで、暑い夏でも涼しく快適に過ごせるのだとか。「夢想家石板屋」にはルカイ族のシンボルである百歩蛇をモチーフにした土器や、山羊などの骨で作られたシャンデリアも飾られムード満載です。
この骨なのですが、ルカイ族には狩ってきた獲物を村人の間で均等に分ける習慣があり、狩人が自分のものとできるのは骨だけ。その骨を優秀な狩人の証として、家に飾っているのだそう。実際、一般民家の土間などにも、ずらりと糸でつなげられた骨が、誇らしげに飾られているのを見かけました。

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