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台湾に関する仕事を始めるにつれ、台湾の原住民に関する情報が少しずつ耳に入ってくるようになりました。台湾には中国大陸の漢民族が移民をはじめた17世紀よりもはるか前から、インドネシア、フィリピンなどの南方から移り住んできた先住民族が存在し、彼らを総称して「原住民」と呼んでいるのだとか。この「原住民」という呼称は、台湾政府と彼ら自身の話し合いにより決定された名称であり、誇りある呼び名なのだそう。

アミ族、タイヤル族、ルカイ族など10近い種類の原住民、約40万人が、今でも独自の文明を守りつつ生活しているとのこと。また、漢民族との融和が進み政府に単体の「原住民」としては認定されていない先住民族も、パポラ族、ケタガラン族などの約10民族が存在しています。てっきり中華系の漢民族の国だと思っていた台湾が、実は有数の多民族国家だったとは驚きでした。

そして原住民に関する資料を見ていくうちに、あの銀座で出会ったブレスレットの写真を見つけました。作者は台湾の最南端、屏東県に住むルカイ族です。確固とした貴族制度が整い、階級社会を維持してきたルカイ族は、貴族の家や身を飾るための彫刻や、ガラス細工など、原住民の中でも芸術センスに優れていて、その作品の評価は高く、海外にコレクターも多いのだとか。


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