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(その2)
◆ 台北市孔子廟の釋奠典礼

 「釋」、「奠」の2つの文字は、「陳列」と「献呈する」という意味です。音楽や踊り、供物などを献上することで、孔子への崇敬の意を表しています。

 台北市の孔子廟では、毎年9月28日に盛大かつ厳かな祭典を催します。このとき、市長が正献官、民政局長は糾儀官、市政府の所長や各学校の校長、優良な教師なども献官や陪祭官などに扮し、祭典を盛り上げます。

※正献官・糾儀官・献官・陪祭官・・・祭官の名称


台北市長・馬英九さんが主祭官

釋奠典礼

雅楽を演奏する



舞に使う道具(キジの羽)

生の衣装

主祭官と陪祭官の衣装

◆ 「音」と「舞」を献上

 「釋奠典礼」には37のプログラムがあります。式典に掛かる時間は1時間以上。その中でも特に、「三献礼」で踊る「舞」が大人気です。

 舞を踊る人たちは「生」と呼ばれ、右手には(キジの羽)、左手には笛を持ち、96もの舞を踊ります。これは驚きです!
 生の服装は明の時代の服装を参考にしています。黒と金で縁どりされた黄色いシルク生地のものに、緑色のベルト、頭にはこれまた黒色のシルク地のものを巻き、足元は黒のブーツといった出で立ちです。

 通常、生を舞う人数は主催者の地位や身分に寄って異なります。例えば天子(古代の帝王)の場合は「八」という、8列×8列の64人の方形で、一般の諸侯は6列×6列の36人の「六」というスタイルで踊ります。

 しかし、孔子祭典では身分も地位も関係なく、八を踊ります。これこそ、孔子のどんな者にも平等に教育を与え、差別をしないという精神の表れです。


八音「琴(絲)」

八音「繽゚(金)」

八音「編鐘(金)」

八音「特磬(石)」

八音「編磬(石)」

八音「笙(匏)」

八音「建鼓(革)」

八音「應鼓(革)」

 釋奠典礼で演奏する音楽は、すべて古代中国の雅楽です。この音楽は、天地に祈りを捧げる音楽です。
 メインの楽器は「八音」と呼ばれています。「匏(ひさご)、土、木、革、石、金、絲、竹」の8種類の材料から作られていおり、楽器それぞれに意味があるのだそう。

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