2017年10月5日

文学作家ののどかな故郷 太平老街

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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村の入り口の様子

村の入り口の様子

保存状態の良好な町屋

保存状態の良好な町屋

文学家張文環の作品のオブジェ

文学家張文環の作品のオブジェ

茶芸園エリア

茶芸園エリア

文学家張文環の旧家

文学家張文環の旧家

文学家張文環の旧家

文学家張文環の旧家

 台湾で一番長いつり橋「太平雲梯」からの荘厳な景色を見終わり、5分ほど歩くと、民族の風情あふれるシンプルで情熱的な太平老街に到着します。以前は「大坪」と呼ばれていた太平老街は、清朝時代に栄え、竹が地方経済の主要な作物になっていました。東側は嘉義縣の太興村、西側は安靖村、半天村、南側は竹崎鄉の緞繻村、北側は碧湖村、龍眼村、圳南村と隣接しています。海抜1060メートルもあり、夏は涼しく冬は温暖で快適な気候です。また、深い緑に囲まれていて、茶葉は観光産業として地方経済の資源になっています。

 太平老街は、日本統治時代の文学家、張文環の故郷でもあります。太平老街の村長と嘉義縣観光局がまちおこしに尽力し、張文環の有名な小説「閹雞」と「夜猿」をメインテーマに、村人と芸術家らによるモザイクタイルを用いて、小説内容を太平老街入り口のコミュニティーセンターの壁に表現しています。これは太平老街のシンボルになっています。

 老街沿いの民家は、清朝時代の赤レンガ、木窓そして青い漆器が見事に保存されていて、当時の農村のシンプルでのんびりとしたライフスタイルを感じることができます。全世帯が張文環の作品「閹雞」をモチーフにしたLEDの街灯を取り付けていて、街道を飾るだけでなく、地域の風情に溶け込み、且つ実用的でもあります。

老街の様子

老街の様子

旅行客に開放している伝言板

旅行客に開放している伝言板

 狭い路地裏を進んでいくと、あちこちに小さな解説ボードを見ることができます。太平老街では、ふと見た場所の細部に至るまで、たくさんの物語と記憶が盛り込まれています。また、この小道には張文環の作品に登場した数々の場面が潜んでいます。そんな趣を探しながら、作品に想いを馳せることができますよ。太平老街の入り口には「閹雞」「夜猿」のコミュニティーシンボルが向かい合い、最後は日本統治時代の女性のイメージを描いた「山茶花」で締めくくられています。「山茶花」中の名場面が切り抜かれていますよ。また、画家の陳春德の作品も、太平老街のシンボルとして、訪れた人々の心に刻まれています。

 文学者張文環は太平老街の縮図。太平老街で生活する人々はみな、張文環の行間に活かされています。これは文学をテーマとした環境美化。住民たちの昔日の生活の記憶を呼び起こすだけでなく、故郷への誇りと団結の心をもたらしているのです。
(記者:Hana H.)

地図

【太平老街】
住所:嘉義縣梅山鄉太平老街下坑5號
営業時間:全天候開放式老街
定休日:無
交通:台湾新幹線嘉義駅からタクシーで約1時間
URL:https://www.taipingbridge.tw/taiping.html

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