2016年3月22日

山中に隠れたレンガの家 石牆仔內

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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お店の外観

お店の外観

店内の様子

店内の様子

手沖咖啡

手沖咖啡

伯爵茶起司

伯爵茶起司

荷葉豆腐、鹹豬肉

荷葉豆腐、鹹豬肉

テラス席

テラス席

鮭魚炒飯

鮭魚炒飯

 曲がりくねった山道、3月なら桜の木の下を通り、物寂しげな小道を抜け、緑の幕をかき分ければ、「石牆仔內」の三合院建築が目の前に豁然と現れます。台湾の伝統的な建築で淡水の李家の古い建物であり、建てられたときは第三代、現在は第九代になっています。

 現在、この古い建物の一階は李家の家庭料理レストランになっています。レンガ造りの建物の窓側の席で、「鮭魚炒飯(鮭チャーハン/120元)」「鹹豬肉(塩漬け肉/200元)」「荷葉豆腐(280元)」などを注文し、円卓を囲んで座り、蒸籠の中の豆腐の蒸気と窓の外に見える山嵐や庭のガジュマルを眺めれば、昔ながらの台湾の大家族が食事をする情景が彷彿としてきます。また、遠くに見えるセメントの前庭には昔子ども達が遊んだ碁盤の目が描かれています。

 三合院の後方には木造建築があり、踏むとカタカタ鳴る階段の上にあるドアを押して入れば、そこは山の風景が見渡せるカフェになっています。細長い回廊の席は、山を見渡すのに絶好の場所です。オーナーはまるで山の中に隠居する仙女のようで、温かみのある声でお客に声をかけています。

 コーヒーについては10年以上の熟練した技術を持つオーナー。「手沖咖啡(ハンドドリップコーヒー/200元)」はバリエーション豊かなコーヒー豆の中から一人ひとりのお客にぴったりの豆を選んで作ってくれます。それに手作りクッキーを合わせ、盆栽の多肉植物の葉が飾りつけてあります。植物は窓の外から目の前にまで伸びていて、芭蕉の葉や梁にぶら下がったドライフラワー、作業用カウンターの小さな盆栽など、いたるところに緑が見られます。またポット入りの「蜜香紅茶(200元)」もありますよ。

 ガラスケースの中の手作りのベーカリーやスイーツは、山のふもとのケーキ屋「嗜甜」のもの。毎日手作りのため運ばれてくる数は少しだけです。「伯爵茶起司(アールグレイチーズ/120元)」は可愛らしい「拉花拿鐵(アートカフェラテ/180元)」を合わせて、中国風のカップに入り、まるで一輪の花を受け取ったような、クラシカルで優雅な雰囲気がたっぷりです。

蜜香紅茶

蜜香紅茶

拿鐵

拿鐵

 カフェは古い建物の後方にあります。この三合院建築を「石牆仔內」(石垣の中)の支幹と例えるならば、このカフェを往来する人々は、「石牆仔內」を活気づかせる心臓です。山のふもとの淡水に住む人々は山道を通ってここまでやって来て、一日のささやかな寛ぎのひとときを過ごします。

 優雅さを漂わせる美人オーナーは、ここは彼女の記憶の延長線にある空間で、インテリアにはそうした記憶への想いが込められていると話します。お店に漂う独特の雰囲気は、山の中にあるからという理由だけでなく、そんなオーナーの想いが生み出しているのかもしれませんね。
(記者:Amelie)

地図

【石牆仔內】
住所:新北市淡水區忠寮里大埤頭3號
電話:02-2621-0252
営業時間:レストラン:11:00-19:00
カフェ:11:00-17:30
定休日:レストラン:無
カフェ:木曜
交通:MRT淡水駅からタクシーで約30分
URL:http://www.shi1871.com/

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