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2013年6月19日

博物館に生まれ変わった歴史的建築物 土銀展示館

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
 
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土銀展示館外観

土銀展示館外観

国末金庫製造の重厚な扉

国末金庫製造の重厚な扉

金庫室の展示

金庫室の展示

恐竜展

恐竜展

台湾固有種動物の展示

台湾固有種動物の展示

 国立台湾博物館のはす向かいにある土銀展示館は、日本統治時代に日本勧業銀行の台北支店として建てられました。終戦後は台湾土地銀行の本店として利用されていましたが、1989年、政府はこの建物を三級古跡(台北市市定古跡)に指定。その後改修を経て、2010年1月、日本勧業銀行跡は、国立台湾博物館の分館として生まれ変わりました。館内では、銀行時代の金庫室が一般開放されているほか、恐竜や古代生物の化石、台湾固有種の動物のはく製などが展示されています。

 建物の中に入ると、まず木製のコインロッカーが目に入ります。よく見るとひとつひとつ植物標本が埋め込まれていて、とってもオシャレ。大きな荷物は、ぜひロッカーに預けて、身軽に館内を散策しましょう。

金庫室入口 チケットを買って入場すると、すぐ左手にあるのが土地銀行行史室の金庫展示です。入口には年代を感じさせる重厚な鉄鋼製の扉があり、東京の国末金庫製造と記されています。これは、今では日本にも残されていない貴重な扉だそうですよ。また、扉の横には通帳記帳機が設置されています。入場者は1人1枚通帳型の台紙がもらえ、この通帳記帳機で記念に印字ができるようになっています。

 金庫室に一歩入ると、そこだけ別の時間が流れている異空間に迷い込んだかのような気分になります。通帳記帳機1階と2階にわけて、昔の有価証券や通貨、重要な契約書、各種金庫などのほか、土地銀行の歴史にまつわる資料が展示されています。紙で封がされた棚も多くみられました。何が保管されているのか分からない謎めいた雰囲気が、「昔の金庫」をより一層際立たせていました。

恐竜体験コーナー 金庫を出たら、今度は右手にある恐竜展を覗いてみましょう。広く高い空間を余すことなく使って、様々な恐竜の化石レプリカが展示されています。様々な種類の恐竜を別々に展示するのではなく、まとめて展示しているので、それぞれの大きさや特徴を比べながら鑑賞できるのが面白いところ。肉食恐竜と草食恐竜の爪のレプリカを実際に触って、理解を深められる体験コーナーもありました。また、取材の日は残念ながら見られませんでしたが、有志の小学生ガイドもいるのだとか。未来の恐竜博士がこんなところから誕生するのかもしれませんね。

貝殻の展示 1階の壁際は大きなガラス張りの展示区で、台湾固有動物や特殊な貝殻が鑑賞できます。それぞれパンフレットがあり、パンフレットに載っている写真や影と展示物を合わせながらクイズ感覚で探せるようになっていて、小さなこどもでも親しみやすい博物館です。

 規模はあまり大きくありませんが、展示の見せ方が魅力的。建物自体にも一見の価値があり、銀行の金庫室に入れるのも貴重な体験ではないでしょうか。是非、足を運んでみてくださいね。

※当日の入場券は台湾博物館本館でも使用可
(記者:Jun)

【国立台湾博物館 土銀展示館】
住所:台北市中正区台北市館前路46號
電話:02-2314-2699
営業時間:9:30-17:00
定休日:月曜
交通:MRT台北駅か台大醫院駅から徒歩5分
URL:http://www.ntm.gov.tw/tw/
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